第24章 宿泊研修
山口「大鷲はほんとおっちょこちょいだなぁ〜」
月島とあかり以外、笑いながら私をみては大丈夫?と声をかけてくれた
「ごめんね〜皆、俺は大丈夫だから」
和也「んじゃ、出発するか〜」
月島にもらったジャージを着た私は歩き出そうとすると、右足にズキンっとした重い痛み感じた
「ッ………!!」
みんなが和也について歩きだしたところ、私は1人立ち止まった
加奈「大鷲君??どうしたの??」
山口「もしかして……」
「う、うん……足、やっちゃったみたいだ…」
月島「……後ろに乗っ……」
和也「ほら…」
月島が話しかけようとした瞬間、和也が私のところへ走ってきて目の前で屈んだ
和也「歩けないだろ、痛み収まるまでおぶってやるから……乗れよ」
「え?!で、でも…俺重いよ?」
和也「いいから、お前の体重くらい余裕だ、バスケ部の体力舐めんなよ?」
そう言った和也は私の手を掴んでは自分の背中におんぶさせて歩きだした
「ごめんな……和也、ありがとう」
和也「はっ?!これで重いとか言ってんの?!軽すぎだわ、ちゃんと飯食ってんのか?」
軽いと言われた私は、一応中身は女子なため少し嬉しくて恥ずかしそうに微笑む
「えっ//そ、そうか〜?毎日大量に食べてるんだけどなぁ〜あははっ」
月島「……………」
その2人は完全に男同士のクラスメイトというより、月島からはただのカップルのように見えていた
山口「あっ!次のポイント!発見した!」
山口の指差す方向を見れば、次のポイントがありそこには次の先生達が待っていた
先生「お〜、やっときたな〜」
加奈「次の質問はなんですか?」
先生「それじゃあ……ご当地クイズ第二問!仙台の牛タンはとても有名ですが、「仙台牛タン焼き」が誕生したのはいつでしょう?」
山口「次も…食べ物のクイズかぁ……」
加奈「確か…明治……」
「はいはいはーい!俺わかります!」
宮島の言葉を遮るように、和也の背中に乗っていた私は大きく手を振り答えがわかると主張する