• テキストサイズ

[ハイキュー!!] 地上のアルタイル

第24章 宿泊研修




「1食目ゲット!!さ〜て、次はどっちかなー?」


和也「大丈夫か〜?」


私の方向音痴を心配してか再び地図を開いた私の横から覗いてくる和也


「えっと…今がここだから、まっすぐ行ったところを曲がって、まっすぐ行けば川があるから…そこを渡った先に次のポイントがあるみたいだよ」


和也「よっしゃあ〜!それじゃあ出発進行!」


「GO!」


山口「なんかあの2人兄弟みたいだな〜」



成美「兄弟ってより、なんかでこぼこカップルみたい、大鷲身長小さくて可愛い顔してるしね〜」



私と和也が並んで歩けば、兄弟に見えるが、女顔をしている私の顔を見た島田はカップルのようだと笑いながら冗談交じりに言い


月島「………」


その後ろで少し機嫌が悪そうな月島は一緒に歩いている2人を見て複雑そうな顔をしながら歩く


「よし、川到着!ってあれ……橋がない?地図には一応書いてあるのに……」


川に到着するも、橋という橋は見当たらなく、浅瀬なので石と岩を足場にして行けば特に問題はない状態だった


和也「まぁ、なんとかなるべ!そんなに深くないみたいだし」


成美「よーし、ちゃっちゃと渡って次のポイントへGO!」


山口「じゃあ僕から先行くよ〜」


よっよっ、と足軽に石を渡れば山口が先に川の反対側へたどり着く


山口「おーい、最後の方の岩、少しだけ滑るから気を付けろよ〜!って大鷲早いって!」


「へっ?」


山口の忠告を聞く前にトントントンっと素早く石を渡れば最後の方の岩で足を滑らし上半身から川へザブーンと落ちる


「うわああっ!」


見事に上半身ずぶ濡れになった私、白いTシャツのため中のサラシが見えそうになる





月島「ホント…馬鹿じゃないの……」





それに気づいた月島は一目散に私の元へ駆け寄り、私を浅い川から抱き上げて川の反対側まで行けば来ていた上着を私に着させてくれた



「ご、ごめん月島…ありがとう…」


後から他の人たちもぞろぞろと岩を渡って反対側まで来る


加奈「大丈夫?大鷲君……」


心配そうな顔をした宮島さんが私に駆け寄って来た


「あっ、うん…大丈夫だよ、足滑らしちゃったみたい」


/ 350ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp