第24章 宿泊研修
月島「それ……貸して……」
170センチ以上ある高橋でもさすがにテントの上の方は手が届かず、それを見ていた月島はさり気なく高橋の代わりにやる
あかり「あ……ありがとう……」
さりげない月島の優しに、高橋は表情には出さないが嬉しそうにする
山口「よっし!完成!」
「うおおおおお!結構狭いけど、なんかいい!なんか………ヤバイな!」
月島「君のボキャブラリーのなさの方がヤバイよ……」
「なんだとー!月島ー!」
加奈「あははっ、仲良いね〜月島くんと大鷲くん」
月島を追いかける私をみた宮島は私たちの仲の良さにクスクスと他の女子達と談笑していて
あかり「……………」
先生「それじゃあ、テント張り終わった班からレクレーションの準備しておけよー!」
宿泊研修は山で寝泊まりするだけでなく、班対抗、クラス対抗のレクレーションがあるらしい2泊3日かけて班の順位、さらにクラス対抗の順位も決めていくらしい
日向「うぉおい!影山!レクレーションでは負けねぇかんな!」
影山「ぁあ"?!あたりめーだボケェ!つうかてめぇ違うクラスだろ!早く戻れ!!」
日向「うわっ、いけねぇっ!先生めっちゃガン見してる!!ま、またな!影山!」
一方、1〜3組の人たちも少し離れたところで作業を行なっていた
影山(……にしても、大鷲のやつどこにいんだ…朝から全く見当たらねぇ……)
ピロロロン
そうすると、影山の携帯が鳴り、画面を見てみるとからのメールが一見、それと写真も付いていた
———大鷲———
やっほ〜飛雄♩
私たちは今川の近くにテント張ってるよ〜!
友達付き合いが下手な飛雄君は頑張ってるかな〜?
あとで月島達と一緒に遊びに行ってあげる!
待っててね〜⭐️
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そこには大鷲、山口、そして月島の中良さげなスリーショットの写真が貼ってあった
影山「…………………」
それを見た影山の顔は他の女子が悲鳴をあげるほどの顔をしてその写真を睨んでいた
影山(喧嘩売ってんのかあの女……殺す!)
「ヒィイイッ……な、なんか今寒気がした」
加奈「だ、大丈夫?風邪?」