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第2章 幼馴染編
「七瀬」
急に名前を呼ばれ、顔を上げる。
「うわっ!!」
ベシッと顔に何か柔らかいものがぶち当たった。
どうやら衝撃の正体は黒い手袋らしい。
「コレって・・・」
「・・・七瀬に風邪でも引かれたら俺が迷惑」
雄大は素手である。
私は「いいよ」と言って彼に返そうとするが、「良いから使え」となかなか受け取ってくれない。
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