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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第2章 悪戯エメラルド【A×S×?】



【SHO】


「…あっ…は、ぁぁっ…じゅ、んん…っ」

潤の熱い粘膜に包み込まれたとき
あられもない声が迸りでた。

雅紀が見てるのに…っ

すぐそこで…
恋人が見てるのに…っ

俺の腰は勝手に揺れてしまう。

もっと…と強請るように
潤の髪を掻き回してしまう。

なん、で…?

なんでこんなに感じてしまうんだ?

雅紀とは違う少しぎこちない舌遣いが
たまらない胸きゅんを連れてくる。

ずっと俺だけを想い続けてくれていた
その誠実な一途な気持ちに対して
自分が身体を開いているという事実が

なんとも言えない…甘やかな…
ふわふわした優しい快感を
俺の身体中に振りまいてくれる。

「翔くん…気持ちぃ?」
「…ん、凄く……ぁ、んっ…」

潤んでる真っ黒い瞳が情欲に満ちていて
ひたすら俺を求めていることを語る。

そんな真っ直ぐな潤を見ていたら

俺と雅紀のためとか
嵐を守るためとか

そんな理由でこうなってること自体が
なんだかボヤけてきて…

雅紀を愛しているのとはまた別の世界で
潤と身体を重ねることが
とても自然で心地よいものに思えてきて…

ありえないことが続いて
刺激が異常に強くて

俺…頭が…おかしくなっちゃったのかな…

「…んぁっ…潤…ねぇ、出ちゃう…っ…」

うねりが腰に押し寄せてきて

…思わず雅紀のことを見たら。

ものすごく苦しそうな
泣きそうな顔をしながら
ジーンズごと股間をギューって掴んでて…

…雅紀…っ

俺を見て…欲情、してんの…?

「…あっ、あぁっ…く、るっ…」

一気に波が近づいてきて…

雅紀っ…見てて…っ?
俺のイクとこ…ちゃんと、見ててねっ?

「やぁぁっ…イ、クっっ……あ、ぁぁっ!」
「…んんんっ…」

身体中甘い痺れに包まれながら
雅紀の目の前で
潤の口の中に欲を吐き出した。

信じられないような快感…っ

なんだ…この、感覚は…

俺は肩で息をしながら
そのまま甘い余韻に浸りたいところを
無理やり…体を起こして

「潤…出して?それ…使うから…」

潤の口元に手を差し出した。

どうしていいかわからず
そのままキョトンとしていた潤だけど

何かを察知したのか
おとなしくトロリ…と口の中のものを出した。

「…見てて、ね?」

二人の…愛しい人たちに伝えて。

俺は四つん這いになって
その手を後ろに持っていった。


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