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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第2章 悪戯エメラルド【A×S×?】



【SHO】


荒々しく胸を吸われて
頭の中がチカチカと甘く点滅する。

「…あ…あぁっ…」

性急な舌遣いに思わず仰け反ると

「…翔くっ…」

切なそうに息を吐いた潤が
俺をベッドに沈めて

バスローブの紐をシュルリと解きながら
泣きそうな顔で見下ろしてる。

「…潤…?」

そっと手を差し伸べると
その手を握って手のひらに優しく口づけて

「なんでっ…俺のもんじゃないの…っ?」

苦しそうに…唸るように…

「俺が我慢しないで
もっと早くに打ち明けてたら…っ…」
「…潤…」

うるうるした瞳でジッと俺を見てたけど

何かを振り切るようにバスローブを開くと
Tシャツを脱ぎ捨てて覆いかぶさってきた。

肌と肌が温かく重なって
潤の想いが溶け込んでくるような気がして。

子どものように俺の胸に頬を当てて
俺の体温を感じとるようにして
抱きしめてくる潤のことが

なぜだかとても…可愛く思えた…

そんなに長いこと
俺のことを好きでいてくれて

でも嵐のために
ずっと我慢していてくれて

それなのに…

俺たちはあの日
ほんの遊び心で
浅はかな行動をとって

結果…
潤を傷つけるようなことをしてしまった。


そっと手を動かして
一瞬…迷って止めて…

でもやっぱりそうしたくて
潤の柔らかな髪と肩を
包み込むように抱きしめた。

「…潤……俺……」
「いいよ…何も言わなくて……」

顔を上げた潤は
めちゃくちゃ男前な表情をしていて

「今だけは…俺の翔くん、だから…」

ニヤッと口角を上げて
イヤラシく笑った。

「好きに…させてもらうよ?」

なんか…ズクンっ…ときて。

あぁ…もう好きにして…
って思っちゃった俺は…一体……どうした…?


「…ひぁ、ぁぁっ…」

脇腹を吸われながら
乳首を捻り上げられて

思わず背中を浮かした。

気持ち…ぃ…っ…

なんだろ…この、イケナイことしてるのに…
っていう背徳感みたいなもの…

肌を滑る舌先に…ゾクゾクする…

それに。

好きにさせてもらうといった割には

潤が…優しい。

荒々しい愛撫の中に
めちゃくちゃ愛が詰まっているのがわかって。

一瞬動きを止めて
優しく見つめていた潤が
再び乳首をキツく吸い上げたとき

「あっ、はぁっ…気持ちぃ…っ…」

甘く腰を揺らしてしまった。


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