第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
【大野】
滝の奥に隠れてる苔は、なかなか表に出てこない恥ずかしがり屋のヤツがいるはずなんだ…
だからといって、あの滝の水を塞き止めて、苔の調査したいなんていったら、軽井沢の観光協会にどやされるわな〜(^^;
な~んて思っていたら、翔くんに引き摺られるようにして次の場所に向かうことに。
『俺が幸せ感じるところ』って、どこだろう?
まあ、差しあたって、苔を愛でながら、翔くんを愛でられれば…こんな素敵なことはないんだけどね…
例えば、苔むした岩の上に、裸の翔くんが…
裸で翔くんが……
……あ…
↑想像したら、少しだけ下半身に血流が押し寄せた
いかんいかんっ!
何考えてんだよ、俺!!
ゆっくりと翔くんとの愛を育んでいくって、
そう決めたばっかじゃないかよ!!
半ば強引に助手席に押し込まれ、グレーのSAVは峠の道をひた走る
カーブの度に身体が左右に揺れて、
ちょこっと翔くんの肩に持たれてしまうのもまた幸せ♡
こそっとハンドルを握る彼の横顔を盗み見た
………か、カッコいい( *´艸`)
何て綺麗な横顔なんだろう…
生きた芸術品だよね、これはもう♪
そんで、くどいようだけど、
その芸術品は、俺んだから♡
「すみません…カーブが多くて。大丈夫ですか?」
「ん?ぜんぜん!!平気だよ、俺、三半規管強いんだ」
「ふふふ、良かったです(^-^)」
……零れた白い歯と下がった目尻が…
か///可愛えええ♡♡
俺はいったい、このドライブで、ドンだけ翔くんを惚れ直せばいいんだろう…
↑どうでもええわ(-_-)
木立の中を、いくつ目かのカーブを曲がり、急に開けた場所に出た
今までの細い一本道が、大きな幹線道路へと合流する
「大分、上がって来たね」
「はい、もう直ぐですから…」
「安全運転でね」
「ハイ、頑張ります」
……何て素直なんだろう~♡(#^^#)
↑また惚れ直している