第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
見上げたその顔は
穏やかな瞳が揺れていて
少しだけ照れくさそうで
ちょっと子どもみたいで
でもめちゃカッコよくて。
俺の『大野さんの大好きなとこ』
がいっぱい…載っかってた。
「俺も…き、聞きたいです…」
もう、わかってるんだけど(〃ノωノ)。
やっぱ…ちゃんとね?
この耳で聞いて…浸りたいから。
「大野さんの気持ち…大野さんの、口から…」
「…翔くん…」
ほんの少しだけ見上げる角度で。
大野さんの水分多めな瞳は
ゆらゆらと揺れていて
それがたまらなく…綺麗で。
「好きだよ、翔くんのこと…大好き(//∇//)♡
大切にするから…ずっとそばにいてほしい」
「大野さん…っ…」
もう……もうっ(っω<`。)…
嬉しすぎる…っ…
「はいっ(≧∇≦*)…一生そばにいますっ…」
ずっと胸に秘めてきた想いを
そばで抱きしめ続けていた切なさを
全て解き放って…
大切な男ヒトをキツく抱きしめて。
「ずっと一緒に…苔を愛でていきましょう!」
「ふふふ♪翔くんてば…」
クスクス笑う大野さんが
可愛いんだかカッコいいんだか…
とにかくもう…キュンキュンで(ノ≧∀≦)ノ♡
急いでこの幸せを
身体で確認したくなって
もう一度キスを交わそうとした時
大野さんの髪が半乾きなことに気づいた。
「大野さん…ドライヤーしましょう!
このまま寝たら明日ライオン丸になっちゃう♪」
彼をベッドに座らせて
マイナスイオンドライヤーのコンセントを
ベッドヘッドの穴に差し込んで
サラサラの髪の毛を乾かし始めた。
あぁぁ…この状況…
旅行の前から何度となく
妄想の世界で描いてはいたけど(〃∇〃)
まさか恋人として
大野さんの髪に触れることになるなんて
想像だに……