第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
【大野】
これを人は天変地異と呼ぶ…
……いや、青天の霹靂、か!
違うな…
逆転満塁ホームラン、だったりもする、よな?
寝耳に水…?少しずれたか?
とにかくだ。
俺の耳は今確かに聞いた
『大野さんのこと好きになりました』
目の前の美青年は、確かにそう言った
だけど、そんな嬉し過ぎること言ってくれちゃったその後、あたふたと慌てた様子で部屋に入ろうとしてて…
嘘でしょ!?逃げられちゃう!!
ドアが閉まる直前、ドアに脚を差し込んでそれを何とか食い止めた
前に見た刑事ものの真似したんだけど、俺、裸足だったからさ…ダメージはテレビの刑事の数十倍だった
でも……
そのお陰で、逃げようとする翔くんを抱き締めることが出来た
あああああ……夢みたいだ(≧▽≦)
また、こうやって、また再び、
彼と密着することが出来るなんて♡
言葉では、とても表現できない喜びが身体中を包んで、心は何とも言えない幸せな気持ちで満たされていく
翔くん……
しょうくん……
しょうくん、だいすきだよ…♡
こうやって密着して彼の体温を感じて、
改めて知る、
俺の、翔くんへの溢れ出す慕情…
愛しくて愛しくて…
愛しさがもどかしくて、
もうどうしようもなくて…
抱き締めた彼の首筋に歯を立てた
「っつ//////」
俺を押し、急いで身体を離した翔くんが、目を真ん丸にして俺を見てる
………あ…俺、今何やった?
やべっ…つい///
「大野さん…?」
「あ、いや、えっと…」
見ると翔くんの首筋には、少しだけ赤くなった痕が…
あああ、最悪だ(´;ω;`)
こんな気持ち、初めてで、
高揚する思いを、
コントロールすることが出来なくて…
制御不能な俺は、
とんでもないことをしでかしやがった!!
↑そこで他人事かよ('ε'*)