第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
「ご、ごめん!俺、その、嬉しくって…
っていうか、もう翔くんのことが好きだって、そう気付いちゃって…もう、何て言うか、気持ちが溢れすぎて…ど、どうしたらいいのか分かんなくなって…つい…ごめん!!痛かったよね??
あああああ、ホントに、俺のバカバカ!!
何やってんだよ全く///」
頭を叩いて蹲る俺の腕を、翔くんがそっと掴んだ
「大野さん、謝らないで…
俺、嬉しいです!!俺のこと…食べちゃいたい位に、好きって…そういうことですよね?」
……食べちゃい、たい……?
「よく、愛が溢れて、どうしようもないくらいに好きっていう表現で、『食べてしまいたいくらいに可愛い』とか『目の中に入れても痛くない』なんていう表現、しますよね?
まあ、主に親が子に使うんですが、それって、愛の最大級の表現方法だって、俺思ってます!
大野さん、俺のこと、そう思っているって……そういうことですよね?
この痛みも、愛故…ならば、もっと強く噛んでくれても構いません!」
しょうくん……
呆気に取られ、完全に押され気味、飲まれ気味の俺は、なんて言葉を返せばいいのか探す訳で……
「……実は、暴露しちゃうと…さっき、大野さんに、ここ…噛まれた時、背筋を…っていうか、全身を電流が駆け抜けたみたいになって…」
「で、電流…?」
「これって、か、感じたって///そういうことですよね?」
……翔くん、捲し立てたせいか、少し息を切らして…
愛しい撫で肩で呼吸を整えてて
興奮してるのか、頬をぽっとピンクに染め
目はなんでかな?うるうるしてる……
何なんだよ、この愛すべき愛しい生き物は??
まあ、解釈が独特で、多少…?
いや、結構ズレていなくもない…
けれども。
一生懸命に伝えようとしてくれる彼が、
愛しくて、可愛くて、
「翔くん…」
俺はそっと、彼の背中を抱き寄せた