第10章 振りむいてよサファイア【O×S】
いや、まぁ…俺の気持ちは…ともかく。
傷つけてしまったことを詫びること
ゲイであることを全然気にしてないこと
これからも一緒に研究を続けていきたいこと
これだけはきっちり伝えないと!
明日の朝に、する…?
一晩寝てからのほうが
落ち着いて聞いてくれたりするか?
いや、なんかもう…
居ても立ってもいられない感じ(>ω<〃)。
せっかくコーヒーを淹れようとしてたし
こ、ここは思い切って…!
俺は縮み上がりそうな
小さな勇気の塊を励ましながら
大野さんの部屋のドアをノックした。
大野さんはまだ寝てなかったけど…
案の定…(。ー`ωー)
大きな誤解をしているようで。
リビングに連れ出してコーヒーを淹れても
ソワソワしてキョドってばかりいる。
『無理しなくていいから~(^ー^;)』オーラを
全面に押し出しまくってて…どうにもならなくて。
しまいには
激熱コーヒーを喉に流し込んで…大騒ぎ(*゚◇゚)。
大野さんの洋服にこぼれたコーヒーを拭きながら
こんな…
こんなの、ダメだ…
ちゃんと誤解を解かなきゃ。
そんで前みたいにずっとそばで…
この、大好きな人のそばで…笑っていられるように。
最初に出てきた言葉は…尊敬。
俺は…あなたの研究者魂に惚れ込んでる。
だから前の大学での研究成果になんの未練もなく
真っ直ぐにあなたの元にやってきたんだ。
あぁ、もう…
「違うんですっ!!」
慰めようとしているんじゃないんですよ!
ちゃんと最後まで聞いてくださいっ(◎-◎;)!!
あなたがゲイだとカミングアウトしてくれて
俺がどんなに嬉しかったか…今からいいますよ?
あれ…?
なんか、距離…すごく近くね?
ふぇっ?…俺、大野さんの手を…握っ…てる?
気がついたら、俺…大野さんの正面にいて…
「……それで、大野さんのこと…好きに…なりました」
………(@ ̄□ ̄@;)!!
いま……なんて言ったの?…俺の、唇………