第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
その弾みで開いてしまった唇から
智くんの舌先が入り込んできた
その積極的な先制攻撃に、
俺は血液が下に向かって集結していくのを感じた
「…っん…ふっ…」
仕掛けてきた本人は、鼻にかかった甘い声を漏らして俺を煽る
この人……
ワザとなのかな?それとも…
もじもじしてくる下半身に、
堪らなくなった俺は、もう既に隆々と復活を果たしているはずのイチモツを押し付けた
すると、やっぱり確信犯なのかな?
そっと膝を左右に開いてくれるから、
俺はその中に身体を滑り込ませ、
脈打つソレを、同じように堅さを持った彼自身に擦り付けた
「…あっ、雅紀…」
「智くん…もう俺…」
「せっかちだな~…」
「いつもは違うんだ!なんか、相手が智くんだって言うだけで俺、もう気持ちが…何ていうか、溢れてきちゃって…」
すると彼は、すーっと目を細めて微笑むと、
ふたつの滾りを合わせて一緒に握った
その初めて感じる、何とも言えない感覚に
身体が勝手にぶるっと震えた
「…さとし、く…」
「こうやってさ、一緒に擦っても、すごく気持ちイイんだけど…やっぱり、俺は…」
そう言いながら、智くんは色っぽい目つきで
俺が用意したボトルを見つめた
……それで、準備しろ、と…?
俺は手を伸ばして新品のボトルを掴むと、
「教えてね…智くんが痛くない様にしたいから…」
と言った
………あれっ?ここが上手く剥けない…
ちょっ…と、取れないな~?
「もう~、ぶきっちょ(^^;貸してみ~」
ラベルが取れずにもたつく俺の手から、ボトルを取り上げ、器用に周りのビニールを剥いた
俺はその綺麗な指を、じっと見つめていた
「はい、出来たよ~」
「あ、ありがと…」
ボトルのキャップを弾いてその中身を手のひらにあけた俺を見て、智くんはスーッと立てた両膝を開いた