第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
しばし悶絶していた俺は、
涙を拭ってから、
彼が被った布団を一気に捲って剥ぎ取った
「ちょっ///何すんだよ!」
その下からは、クイーンサイズのベッドの真ん中で小さく丸まった智くんが現れた
キュ~ンッ♡♡ヾ(≧▽≦)ノ
俺に向けて丸まった背中に、小振りのお尻…
そんな格好してるから、
その奥に、普段は静かに息づいているであろうはずの蕾が伺えてしまい…
太腿の間からは、愛し過ぎる袋がぶら下がってい……
「スケベ!見んなっ!」
俺の視線が、その場所に集中しているのに気付いた智くんは、大慌てで両手を後方に持って行き、身体を反らせた
……ということは…
「あ…」
「あっ…///」
にょっきりと勃ち上がっている『さとしJr.』が
俺の目の前に突き出されてしまった
「ぶぅっ///( *´艸`)」
「もう何だよぉ~!雅紀、俺のこと揶揄うのもいい加減に…」
「呼んでくれたね♡」
俺から、掛け布団を取り返そうと躍起になる智くんの手首を掴んで、そう言った
「……」
「雅紀って…言ってくれた♡」
「…知らない…」
「智♡」
「な、何だよ」
「さぁ~とし♡」
「……ま、さき…」
拗ねて窄められた唇が、
今度はしっかりと俺の名を呼んだ
絡み合った視線
熱を持って潤み始めた瞳
静かに吐き出す吐息まで
その全てが、俺の欲情に油を注いだ
「智くん…好きだよ…」
「…うん…」
「智くんが欲しい」
「……雅紀…」
ゆっくりと重なった唇…
熱いそれは、驚くほどに震えてて…
初めての領域に踏み入ったばかりの俺は、
自分でも不思議なくらいに落ち着いていた
啄むように軽いキスを繰り返すと、
智くんから甘さを孕んだ吐息が漏れた
少し離して上気する顔を見ると、
今度は彼の方から俺の首を引き寄せて唇をぶつけてきた