第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
「ぶふっ!いやいや、ごめんごめん(≧▽≦)ひ、ぃ…」
まーだ笑ってるよ、翔さん(* ̄∇ ̄)…
まぁ相葉ちゃんとは長い付き合いみたいだから
よくわかってんだろうな…この人柄を。
「もう…聞かなくてもいいと思うけどさ?
結ばれたんだよな?『ココロ』がさ…ぶぶっ…」
まだ少し笑いを引きずりながら
翔さんが涙目で俺たちのことを交互に見た。
「翔ちゃぁんっ…ありがとぉっ♪
おかげさまだよ、ホントに…っ…」
「うんうん、おめでと…よかったな♪」
相葉ちゃんは声を湿らせながら
深々と頭を下げて
それからめちゃめちゃ嬉しそうに
俺の肩を抱き寄せた。
「ちょっ、相葉ちゃん…っ」
もがもが抵抗して逃れようとしたけど
ほっそいクセにやたらと馬鹿力で(。ー`ωー)…
はぁぁ…もう…
抵抗を諦めた俺の心に
ふと…とある思いが…
俺…
翔さんのこと、好きだったはずなのに…
いまこうして翔さんの目の前で
相葉ちゃんに抱き寄せられても
なんの違和感もない…
胸が…チクリ、ともしない…
なんでだろ…
確かに…確かに好きだったのに。
「それはさ、憧れとの勘違いだったんじゃね?」
ずっと腕組みしながら
俺たちのことを見てた二宮さんが
突然ポツリと呟いた。
「んん~…そうなのかな…」
「いいじゃん!ホンモノ捕まえたんだから」
「まぁ…そう、だよな…」
「今のお前のその気持ちが全てだよ、深く考えんな」
「お、おん…ありがと…」
……って(*゚◇゚)?
「なに勝手に理解してんだよっ?」
「お前こそなんでタメグチ叩いてんだよっ?」
「ちょっと!憧れって何っ?ホンモノって何っ?」
なんだか訳わからないまま
わーわー三人で言い合ってたら
クスクス笑いながら見てた翔さんが
大きくパンパン!と手を叩いたから…
俺たちは…ビシッと静かになったww