第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
【SATOSHI】
やっぱり…
相葉ちゃんの言葉は誠実だった。
『俺…俺は……大野智が好きです』
今どきいる~?
こんなストレートなセリフ
面と向かって放てるヤツ…
しかも相葉ちゃんて
今をときめくイケメン俳優なんだよな?
しかも俺に会うまでは
100%ノーマルだったんだよな?
余計なこと言わないで
こんな誠実な言葉だけ口にしてたら
ホントの2枚目くんになれるんだろうけど…
まぁ…おっちょこちょいで
やっちまってばかりいる相葉ちゃんも
芸能人ぽくなくていいけどね(* ̄∇ ̄)?
それに…
それを差し引いても
どっさりお釣りがくるくらい
真面目で一生懸命で
静かな男らしさもちゃんともってる。
だから俺も応えたんだ。
「俺は、相葉雅紀のことが…すきです…」
芸能人かどうかなんてことは
もうどうでもよくなってた。
相葉雅紀というひとりの人間の
誠実さ…ひたむきさに…惹かれたから。
今の…この、キスも…
い、一生懸命…すぎ…っ…
あぁぁ~…さ、酸欠…クラクラするぅ~……
「さ、智くん!!だっ、大丈夫~??」
「もう~…相葉ちゃん、最初っから、激し過ぎっ///」
「ごめん!!でも、俺、もう、
嬉しくって嬉しくっ…あっ…痛っ///」
ホントにさ~…(。ー`ωー)
かなりのいいオトコなのに。
この不定期に発動される
やっちまった感…
青空の下で揺れるヒマワリみたいな
ある意味、穢れのない真っ直ぐさ…
…なんなんだ(◎-◎;)…
い、いいんだけど。
そこに…惚れたんだし…っ…
それに…
抱きついた時に
グリリと当たった相葉ちゃんのソレ。
(*゚◇゚)マグナムの予感……
久しぶりにネコのアナがキュンとしたことは
絶対に内緒にしとかなきゃと思いつつ
とりあえず
お互いに盛り上がってしまったものを鎮めるため
最近の松本潤の話なんかをしてもらって
時間をかせいでから
翔さんに報告すべく…
俺たちはVIPルームを出た。