第9章 つんでれアクアマリン【A×O】
細い腰を引き寄せ、
その魅惑的な唇を、
今度は俺の方から奪った。
腰を屈めて、智くんが辛くない様に抱え直して、
角度を変えて、
しっとり甘いその紅を、俺だけのものにした。
神様!!
こんな日が来るなんて!!
真面目に生きてきてよかった~(≧▽≦)
押し付けた唇を、そっとずらして、
わざとちゅっていう小さな音を立てて唇を擦ると、
智くんはその可愛らしい唇を、
誘うように小さく開いた。
それに応える様に、俺も薄く唇を開くと、
火傷しそうに熱くて、可愛さ強い舌先が、
おずおずと俺の中に入り込んできた。
その瞬間、何かが切れた音がして、
…まさか、頭ん中のでっかい血管じゃないよな~?
↑そんな訳、あるかいっ!!
気が付いたら、智くんは腰から砕けそうになって、
酸欠で倒れる直前だった。
「さ、智くん!!だっ、大丈夫~??」
「もう~…相葉ちゃん、最初っから、激し過ぎっ///」
「ごめん!!でも、俺、もう、嬉しくって嬉しくっ…あっ…痛っ///」
余裕が無さ過ぎて気が付かなかったけど、
雅紀ジュニアが、カチカチに張りつめていて、行き場を無くして、デニムを押し上げていた。
それに気付いた智くんは、
一気に真っ赤になって、
「もう、変態!!」
と、俺の胸に顔を埋めた。
「あ、ごめん!!こんなの、久しぶりで、俺、その…」
「…大丈夫…俺もだから…」
「えっ…?」
智くんは、俺の腕の中で顔だけ上げて、にっこりと天使のように笑った。
それから、俺たちは、
流石にこんな状態のまま、翔ちゃんたちの前に出ていくわけにもいかず。
かといって、今、智くんにシャンプーなんかしてもらったら、夢精する!ってことで…
↑アホかっ///(-ω-)/
何とか二人で、どうでもいいことを話して気持ちを静めて、個室を出た。
そこには勿論、
ニヤニヤ顔の翔ちゃんとニノが待っていた。