第2章 悪戯エメラルド【A×S×?】
【SHO】
全員での撮りが終わって
控え室に落ち着いたけど。
はあぁぁ…
こっから6時間かぁ…
けっこうリアルに長いよね…(>ω<〃)
さっきマネが『ホテルとりましょうか?』
って言ってくれてたけど…
そうしてもらえると
マジでありがたいよなぁ♪
睡眠補給もできることだし(*^^)v
あ、それとも…♪
メンバーの撮影
全部くっついて見て回ろっか♪
監督と並んで…腕組みしてww
ぶふっ!
嫌がるだろうなぁ…アイツら( *^艸^)♪
本気で時間を潰すべく。
さっきの続きで
足利名物の食いもんを検索しながら
そんなことを考えてたら。
ポン…とLINEのポップアップ。
あ…雅紀からだ♡
なになに…?
『12時ちょうどに
4階の階段わきのトイレに集合ね♡』
4階のトイレぇ…?
なんでそんなとこに?
連れションついでに
こっそりキスでもしてくれんのかな…
……はっΣ(⊙ω⊙)
ま、まさか……っ
まさか……ね?
ロケ現場の片隅で…
しかもメンバー揃ってのロケ中に…
…いくら雅紀でも、ね?
……(´-ω-)
いやいやいや…っ
雅紀だから!
あり得るんじゃね…(*゚◇゚)っ?
他のメンバーに気づかれないように
さりげなく雅紀を見たら
必要以上に視線を絡ませないという約束通り
一瞬だけ俺のことを見てから
またすぐにその視線を落として。
だけど…
すっごい嬉しそうな顔をしながら
ポチポチやってて。
はたから見たら
気の合う仲間となんか楽しい話を
しているような感じなんだろうけど…
実際は良からぬ事を考えながら
メンバー内の秘密の恋人に
妙な指示出しをしてるっていう…ね( ̄∇ ̄*)
着信音が鳴らないように設定してから
『二人が同時に抜けるなんて無理じゃね?』
探りの意味も込めて
ちょっち牽制してみたら。
『遅刻したらお仕置きだからね♪』