• テキストサイズ

Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第9章 つんでれアクアマリン【A×O】



【SATOSHI】


アイツさ~…(。ー`ωー)

ホントに腹立つ。


『記念すべき初めてのお客は、俺っていうの…どう?』


新人のキミのカットデビューは
有名芸能人の相葉雅紀で飾らせてあげるよ!

…ってか?

はいはい
おありがとうございますぅ~…(。ー`ωー)

でも
デビューはとっくにしてるっつの!

そんなお慈悲をいただかなくても

俺自身のチカラでちゃんと一人前の
美容師になってやるから…心配すんなや。


マジで…胸クソ悪…

何様なんだよ…

あぁ…芸能人様か…(。ー`ωー)



苦々しい気持ちのまま店内に戻ると

「智…9番入って?」

オシャレなお姉さんの髪をいじりながら
翔さんがニッコリ微笑んだ。

9番…てのは
昼の休憩に入るっていうスタッフ用語。

なんだかムシャクシャしてて
無言でビシバシ働きたい気分だったけど

…仕方ない。

俺は小さく会釈して
『staff only』の部屋のドアを開けた。



コーヒーメーカーからコーヒーを注いで
ドカッと椅子に腰かける。

「はぁぁぁ……」

なんだかやけに大きなため息つきながら
朝コンビニで買ってきたカレーパンの袋を破ると

ドアをノックする音がして
開いた扉から……二宮さんが入ってきた。

……(。ー`ωー)

俺…この人、苦手。

「…れさまっす」

仕方なく…小声で挨拶。

「お前さ~……」

二宮さんも俺のこと…
気に食わないんだろうな、ってのはわかる。

苦々しい顔して
椅子にふんぞり返ってるし。

「なんでそんなに無愛想なわけ?
『考えときます』って…どんなんだよ…」

「二宮さんはなんでそんなに
愛想…振りまきまくってんすか?」

俺の間髪入れない逆質問に
二宮さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

「誰にでも、って訳じゃねーけど?」

そーだろーよ…(。ー`ωー)

打算で出来てるような
計算し尽くされた言動を

毎日毎日見せつけられてるからな…


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp