第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
【智】
潤のデビューにして見事に腰を砕かれた
俺たちの初えっち(〃ノωノ)♡から数日…
枯らされた声も治り
砕かれた腰もシャンと伸びるようになった今
潤と俺は
…どうなってると思う?
「あ、ちょ…いまピーマンこっそり捨てたでしょ!」
「もぉ~…脱いだパンツ、また穿かないで下さいよ」
「はい、休憩のコーヒー♪ほら無理はダメですって」
「二度寝するならベッド行って!今から掃除機です」
甘々~な新婚生活の中で
潤のプチSな嫁っぷりに翻弄されつつ
でもやっぱり…俺は俺、で(^ー^;)。
そんなに簡単に
シャキシャキとは動けないww
もう何年もマイペースな
グータラ生活を送ってきてんだから。
潤もきっと
それはわかってくれてて。
それでも甲斐甲斐しく
あれやこれやと言ってくる。
だからさ?
きっと潤はそうやって
俺の世話を焼くのが好きなんじゃないかな~♪
…っていう都合のよい解釈のもと。
俺は俺のままで…いることにして(* ̄∇ ̄)。
心地いい潤の言葉にふわふわ乗っかって
甘い新婚生活を楽しんでるってわけだ。
な~んてサラリと言っちゃったけど。
俺ね、今…そーとー幸せ(〃ノωノ)♡♡
なーんか通ずるものを感じる
ニノと雅紀のセックスを見せられ続けてて
仕事とはいえ
ココロやカラダが波立たないはずがなく。
それでもプロの書き手として
ペンを走らせ続けなければならず。
俺も…愛されてぇ…
愛あるセックスがしてぇ…
恋が……してぇ(>ω<〃)~♡……
のんびりした物書き、という顔の裏で
そんなふうに思うようになってたんだよなぁ…
でも職業柄
新しい出逢いなんか
望めないような気もしてたから
このままマンガ家として食ってる間は
本気の恋なんてきっと無理…
そういう諦めに近い気持ちも
片方でもってたりもして……
要は…
輝きのないグレーな道が
どこまでもずっと続いてるような毎日
…だったわけで。
そこへ奇跡のように現れた
カッコ可愛い…ドストライクの潤(〃▽〃)♡
そんで…
その恋が実っちゃうっていう
ありえないミラクル(*゚∀゚*)☆☆
そーとー、なんてもんじゃない。
とんでもなく…幸せだ、俺…(≧▽≦)♪