第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
【智】
こうして。
ベッドに押し倒されたり
シーツに沈められたりしたことは
今まで何回だってあった。
でも…
遠い昔に
付き合ってた彼と別れてからは
俺のマンガが売れ始めて
仕事が一気に忙しくなってきちゃって。
新しい恋人を作る時間もなくて
先輩マンガ家に抱いてもらったり
もう長い付き合いの編集社の原稿担当と
気まぐれに体を重ねたり
メディアに顔を隠しているのをいいことに
ハッテン場に出かけてその日の男を探したり…
最近はそんなんばっかだった。
こんなに甘く…
それこそ恋する乙女のように
胸をキュンキュンさせながら
誰かのことを見上げるなんて
…どんだけぶり?
いや。
ここまで胸と股間をときめかせながら
体を開かれていくのって……
…初めて、かも(〃▽〃)。
それもさ…
4つも下の
彼氏になったばかりのイケメンくんが
「智…」って言いながら瞳を潤ませて
ノンケの手つきで触れてくるんだよ(〃ノωノ)?
もう…キュン死って。
今この時のためにある言葉だよね…
そんなこと考えながら
熱いキスに酔いしれていたら。
甘い舌で俺のを蹂躙しながら
潤が片手を滑らせてきて。
ベッド脇で素っ裸でハグされてから
ずっとギチギチなままのオレノを
キュッと握った。
「…んんっ!…ふ、んっ…」
思わず腰がビクって揺れたら
潤がキスをほどいて
俺のことを優しく見つめてくる。
「…智……やば、もう…可愛すぎる…」
そう言いながら
手の中の俺のをコシュコシュ…(//∇//)♡
「あ…あぁっ…気持ち、ぃっ…」
思わず喘いじゃった半開きの俺の唇を
ぺろぺろチュッチュと舐め回しながら
絶妙なチカラ加減で擦り上げてくるから
「…は、ぁっ……ね…そんな、したら…っ…」
足の指にチカラが入って反り返り
腰もピクピクと浮き上がってしまう。
ガマン汁が溢れてきて
ニチャニチャとやらしい音をさせてるオレノは
俺の心臓と同じくらい強く速く脈打ってて…
もう…爆発寸前…(〃ノωノ)♡