第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
「目の前でぐちゃぐちゃでちりぢりの死体、見たくないいんだよね~」
「ぐちゃぐちゃ、って…(@_@;)」
それが出会い……
翔さんは、ニノくんの借金を肩代わりしてくれ、
ふたりは付き合うようになった。
「借金を返してくれたからじゃないよ…
翔は…翔からは俺を求めなかった…好きになったのは、俺の方だった」
翔さんは、恋人になったんだから、お金は返さなくてもいいといったけど、それじゃ嫌だって。
そのお金を返すために、ニノくんは智さんの漫画のモデルを始めた。
そして、雅紀くんと出会った。
「雅紀のことは好きだよ…大好きだ…
でも、世界で2番目なんだ…」
「ニノ…」
「俺は翔と行く…それは俺の意思だ」
………見つめ合う二人…
俺と智さんは何だかもう。蚊帳の外状態で。
「潤くんなら…雅紀もきっと…」
「ニノくん…」
「…何だよ、俺告ったか?何でフラれてんだよ~」
雅紀くんはそう言って笑った。
「つー事だから。おじさん、いいよね?」
「えっ??いや、いいも悪いも」
「智さん!俺、ニノくんみたいにエロくできる自信ないから、始めは見習いでイイです!」
「見習い~!?」
「はい!上手に出来る様になったら、バイト代上乗せしてくださいね~」
「う、上乗せ~??じょ、上手に、って…」
なんか、智さん、変だけど…
きっと、ニノくんがいなくなることがショックなんだな~
早く俺が、ニノくんのかわりになれる様に!
智さんのために、俺、頑張らなきゃ!!
「じゃ、ニノくん、いなくなる前に、いろいろ教えてください!!」
「いいけど、本当~っに、いいんだね?」
「………あの、実は、ちょっと、いや、結構、興味…ある…っていうか…」
言ってるうちに、顔が熱くなってきた。
ああああっ、恥ずかしい~///(*ノωノ)