第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
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潤くんがウチで住み込みを始めて
1ヶ月近くが経つ……
もうすっかり色んなことにも慣れて
キッチンを自分の城にして使いこなし
夢のように美味いものを作り続けてくれてる。
その他の家事も恐るべき手際の良さでこなし
部屋の中は見違えるようにいつもピカピカ。
二人のセックスにも動じなくなり
『ニノくん』『雅紀くん』と呼んで
よく懐いているし…
一見…めちゃめちゃ上手く
いってるように見える毎日だけど。
そんな中で…俺は……
めちゃめちゃ悶々としている(。ー`ωー)……
だってさっ?
俺がゲイじゃないと思ってる潤くんは
なんの警戒心も持たずに
じゃんじゃんイイトコ見せてくれるわけよっ…
起き抜けの目をシパシパさせた顔で
洗面所に入ってきて可愛いアクビとか…
股間を…ふっくらさせて、だよ(*゚∀゚*)?
単なる朝勃ちだとわかってても
目がいっちゃうじゃん!
風呂上がりだってさ…
堂々とリビングに出てくることはなくても
腰巻きタオルやパンイチ姿で
洗面所から自分の部屋に移動したりしてて
偶然を装ってトイレにいく俺とすれ違っても
その綺麗で意外に逞しい上半身を
隠そうともしないわけよ…(〃ノωノ)
↑狙ってるクセになんでブーたれるww
自然の…素のままでいいと言ったのは俺だし
ゲイじゃないことを否定できなかったのも俺…
仕方ないことはわかってるんだけど
毎日毎日眩しすぎる潤くんに翻弄されて
目の保養というよりは
もはや目の毒…(。 ー`ωー´)
男らしくてカッコよくて
気遣いのできる優しさももってて
よく喋ってよく笑って
笑顔はとびきりキュートで……
あぁ、もう…ホントに好き。
大好きだよ、潤くん………
最近はニノと雅紀のエッチ見てると
潤くんと俺に置き換えてたりして…
もうこりゃ…ビョーキ。
しかもかなり重症の…
それなのに
潤くんの前では俺はノーマルな男。
エロい目や物欲しそうな顔や
時に半勃ちになってる息子を必死に隠して…
幸せなはずなのに
地味に辛い毎日を送っている。