第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
まずは。
明日の朝
潤くんを迎え入れて
初めての一緒の朝メシを
楽しみにしよ~(〃▽〃)♪
アイツらが邪魔だけど
潤くんに会えたのはアイツらのお陰だからなぁ…
まぁ…最初くらい我慢してやるか。
朝メシ、何かなぁ…(//∇//)
パンて言ってたから
ベーコンエッグとコーヒーと
とびきりの潤くんの笑顔(≧▽≦)なんつって。
『智さん…コーヒーのおかわり、どーですか?』
なんつってなんつってぇ(≧▽≦)♡
もう~楽しみすぎるっ♪
あぁ…そのためにも
シャワーしなきゃ。
歯磨きもしなきゃ。
小綺麗なカッコで
潤くんを迎えなきゃ…
そう思うのに。
心地よいあったかな気持ちに包まれ
瞼はどんどん重くなっていき…
その瞼の裏には
俺の名を呼ぶ可愛い潤くんの笑顔(〃▽〃)♡
潤くん…
『智さん』
潤く、ん…
『智さん』
潤…くぅ…ん……
「智さんっ」
あまりに近くて現実っぽい声に
重たい瞼をゆっくり開くと
腰に手を当ててる
ちょっと怒り気味の顔の潤くんと
その後ろで腹をボリボリかきながら
大アクビをしてる雅紀の姿があった。
「ん?あれ…潤くん?…てことは…もう朝~…?」
「朝ですよ!…もう~なんでベッドで寝ないんですか」
あ~…怒り気味なのはそこか…
こんなことしょっちゅう…
なんて言わないほうがいいのかなぁ…
あぁ…でも潤くん…♡
んふふ( *^艸^)来てくれたんだぁ…
俺がふにゃふにゃ
潤くんの顔見ながら笑ってたら。
「智さん…」
更にピキッとした声になる潤くん…
「俺、も少し寝るから~
朝メシできたら起こしてね」
何かを察知した雅紀が
またアクビをしながら戻っていく。
きっとオートロック
開けてくれたんだよな…
二人になったリビングが
なんとなく恥ずかしくて気まずくて
「あ、ごめんね…
妄そ…いや、構想を練ってたら
なんか寝ちゃったみたいで(^ー^;)」
色々ごまかしながら立ち上がろうとしたら。
…ヒョイっ
へ?
ヒョイっ?
体が宙に浮いて…
俺は潤くんに
お姫様抱っこで抱え上げられてた。
ぇぇえええっっ(*゚◇゚)?
ダメダメやだやだ!
シャワーもしてないし
歯磨きすらしてないし
降ろしてっ…
降ろしてぇぇぇぇぇ………