第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
「食ったら、続き、やってよ~?」
「もちろん!エネルギー、バッチしチャージしたし、勃ちっぱなしで行けます!」
「…この、スケベ野郎が…」
「はあ~??なんだよ、文句あんのか~?」
「何だよ…やんのかよ?」
痴話喧嘩しながら、徐々に顔を近付けていき……
『チュッ♡』
軽い音を立ててキスをした二人は、
『くだらね~///』って腹を抱えて笑い合っている。
……付き合ってない二人が…簡単にキスして…
簡単に勃ちっぱなしで……(;´∀`)
やっぱり、なかなか慣れないかも…俺…
俺が作った料理を、気持ちいいくらいに綺麗に平らげて、
「「ごちそう様~」」
仲良く手を合わせた二人…
「潤くん、また作ってね!」
「ここに来るの楽しみになったかも~♪」
そう言えば、ニノさんって、彼氏がいるんだよな~…
「あの…」
俺は思い切ってニノさんに、
「ニノさんの彼氏さんって…その…バイトのことは…」
するとニノさんは、余裕の笑顔で、
「いいけど、『ニノ』な!
ニノさんって変だよ~
で。さっきの質問って、翔が俺のバイトの内容知ってるかってこと~?
…あ、翔って、俺の彼氏ね~♪」
翔さんって、言うんだ…
「翔はもちろん知ってるよ」
「平気なんですか?…他の人と…あの…」
すると、雅紀さんが割って入って来て、
「潤くんって、ピュアなんだね~、可愛い♡
ニノの旦那、その日のバイトでどんなことされたのか、事細かく説明させて、
さんなら、再現させたりするんだって!
変態だよな~(*^^)」
「うるさい!!変態っていうなよ~
ジェラシーが燃えるんだって!雅紀に負けてらんないって~…フフフッ…翔の方がずっとイイのにね~」
「おい!その言葉、プロの俺に言っていいと思ってんのか~??」
「なんだよ、プロって…」
「プロだろ~?」
また小競り合いを始めそうな二人の間に、
智さんが割って入って、痴話喧嘩は終了になった。