第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
ちゃんと成立した商談に心弾ませながら
潤くんと一緒にリビングダイニングに戻ったら
腹を好かせたヤンチャ坊主どもが
キッチンで何やらこそこそ…(。ー`ωー)
「こら~…お前ら何やってんだ~?」
俺たちが近づいていくと
雅紀が慌てて口元をゴシゴシ拭ってる。
「チェックしてただけぇ~(^ー^;)♪」
…ったくwwわかりやすいヤツ。
「ほれ、意地汚ぇことしない!
こっち来てちゃんと座れ~(* ̄∇ ̄)ノ」
俺が促してダイニング側に来させると
「いま盛りつけますね~?
お口に合うといいんだけど♪」
潤くんがニコニコしながら
よそった物をカウンターに並べていく。
「おぁっ…すげぇ!」
「神っぽーい♪」
二人が目を見開きながら
嬉しそうにテーブルに移したプレートには
メインに大きなハート型の柔らかそうなハンバーグ
ツヤツヤしててケチャップの香り高いナポリタン
ぷっくりした…こりゃ何だ?太ったえんどう豆?
が…バランスよくセンスよく盛りつけられていて。
更には大鉢にドーンと山盛りになった
目にも鮮やかなサラダが登場して…
………(・・;)チョット-…
料理できる人を募集したのは…
俺、だけどさ…(* ̄∇ ̄)?
予想以上の……
すんごい子が来てくれたのかな…
色んな意味での…すんごい子が…(〃▽〃)♡
「いただきます…していいっ?」
「もう無理っ…我慢できない!」
ガッつく二人がフォークを片手に
目をギラギラさせていて
「どうぞ~大急ぎでドレッシング作りますんで」
っていう潤くんの言葉に
雅紀は大急ぎでパスタを巻き巻き
ニノはハンバーグをカットした。
「うんまっ(≧▽≦)♪」
「なんじゃこりゃっ?」
俺も大急ぎでハンバーグの欠片を
口の中に押し込むと…
外側は香ばしく焼けてるのに
中にはジュワーッと(*゚∀゚*)
ハンパない肉汁が閉じ込められてて♡
「潤くん……きみ、何者~(*゚◇゚)?」
ドレッシングの入った
小さな器をテーブルに置きながら
ニコニコ顔で席に座る潤くん…
ちょっと照れくさそうに
可愛く瞬きしながら
「つい数日前まで…
シェフ見習い、やってました(^-^;」