第8章 麗しのタンザナイト【M×O】
「だいじょぶですよ~俺が淹れ直します♪」
潤くんがニコニコしながら
肩を落としてる俺の隣りにやってきた。
んふふ…いい子(〃▽〃)
初めてのキッチンなのにテキパキと動いて
すぐにコーヒーを淹れ直してくれて。
と言っても…まぁ、インスタントなんだけど(^-^;
「もしかして…俺のここでの仕事って…」
「…んん~?」
「こういうことですか?料理できる人って…」
「あぁ…そう、ね…料理とか…家事全般かな…
採用決めてから言うのもなんだけど…できそう?」
マグカップを片手に
キッチンを大きな目でぐるりと見回して。
「オープンキッチンで使いやすそう♪
掃除や洗濯も嫌いじゃないんで…頑張ります!」
そう言ってまた嬉しそうに笑って
眩しい笑顔を振りまいた。
む、ぅ……か、可愛い…(≧▽≦)♪
「あのぉ……智さんのこと、聞いてもいいですか?」
「ん~…なに?」
「平日のこんな時間に家にいるって…」
「あぁ…俺の仕事のこと、かな…?」
コーヒーをすすりながら俺を見つめる瞳が
控えめにそうだと答えている。
ちょっと…息を吸って。
「俺ね…漫画、書いてる」
どんな漫画、かは……
まだ先でいいよな…?
「え、すげぇ(*゚∀゚*)…漫画、ですか?」
「ま、ぁ…そんな大した……」
「俺、書いたり描いたり創ったり…
そういう系はカラキシだめなんで」
たぶんピュアな気持ちで
目を輝かせてる潤くん見てたら
素直に……嬉しくて(〃▽〃)。
書いてるのがビーエル漫画…だなんて
なんだか益々言い出しにくくなるじゃんか(〃ノωノ)
「じゃあ…ずっと家でお仕事されてるんですね?
俺は…住み込みの家政夫?…お世話係?
いや、お付きの者…かな(^-^;」
お付きの者…って……
ぷっ( *^艸^)何時代の人だよ…
潤くんて…
可愛いし、面白いなー…♪
「俺、あんまり家の中のことには拘りないから
好きなようにやってくれていいからね♪」
「はいっ(≧▽≦)智さんが少しでも
お仕事しやすいように…頑張りますので!」
なんて…
素直でいい子なんだよぉ(*´`)
ホントにだいじょぶか?レベルで
素直だし明るいし可愛いし…
裏でマフィアとかと繋がってて
後で難癖つけられたりとか…ないよな( ̄∇ ̄*)?