第1章 魅惑のルビー【S×O】
一瞬眩しそうに、ぎゅっと閉じられた目は
直ぐに俺を見つけてゆらゆら揺れた。
潤んだ瞳に、吸い寄せられるように唇を落とす。
ちゅっ❤️っというリップ音だけ残して、少し離れると、智くんは濡れた瞳で俺の顔を見つめた。
「…翔くん…」
智くんは俺の事を強く抱き締めて、
「…翔くん……あの、俺、
感じちゃって、ごめんね…」
………やっぱ感じてたんだ(-.-)
俺の言いたいことを察知した智くんは、
「でもさ、翔くんのせいだからね…」
と、唇を尖らせた。
「俺のせい?」
「そーだよ!シゲのドリル、お尻にびんびん響いちゃってさ〜」
「お尻?…前じゃないの?」
「前?あ〜、前より後ろかなぁ〜…
もう、疼いちゃって疼いちゃって❤️」
さっきまで泣いてたくせに、
ドヤ顔で言う智くんに、
思わず笑みが溢れた。
「翔くん!!」
「へっ?」
「翔くんのせいでしょ?俺がこんな身体になったの!責任取ってよね!!」
……責任って……(^^;
智くんは俺に飛び付いて耳元で囁いた。
「早く、イレて❤️」
俺のヤキモチで始まった今夜のお仕置きも、
結局最後にはこうなるんだ…
こっちがリードしてるつもりでいても、
ふたを開ければ、智くんの思うがまま…
それも、悪くないかな~?
何しろ俺、ほら♪
この人に夢中だしね❤
「翔く~ん…もう、焦らさないでよ~
お尻がムズム…」
ぶつける様に口づけると、智くんもそれに応える。
「…んぁ……しょうくん…好き…」
「…智くん…今夜は…俺…収まる気がしないよ~?」
「ンフフッ、いつもじゃん❤」
甘口蕩けるような夜…第二部の幕開け…
責任とってやるとしますかね?