第7章 悶々ガーネット【N×S】
【翔】
ふざけながら俺のTシャツを脱がせたあと
やけに神妙になった相葉さんと岡田さん
帰り道に『コロッケだよ』って答えてから
なんとなーく元気のなくなったニノ
なんだか…
みんなどうしちゃったのかと思ったら。
その理由は
夕飯のあとの洗面所でわかった。
「二ノ~(*^^*)♪…シャワー…一緒に浴びる?」
いつも通り食後に食器を洗いながら
敢えて明るく話しかけてみた。
「…ん~~…?」
なんだか
あまり気乗りしない返事…
「…ニノ?」
俺の声に心配の色が多分に載ってたのか
ニノがすぐに体をすり寄せてきた。
俺のことをキュッと抱き寄せて
首に小さなキスを落として
それから
小さめに息を吐いて
「…そだね…一緒に浴びよっか♪」
ようやく
クスリ…と笑ってくれた。
手を引かれてやってきた洗面所。
ニノが優しい表情で
俺の服を脱がしていく。
「…ねぇ…ニノ……」
鏡の中で裸にされていく自分が
なんだかどうにも恥ずかしくて…(〃ノωノ)
パンイチになったところで思わず
すり…とニノに抱きついた。
ほわりと優しく抱きしめてくれるニノ…
あぁ…(≧∇≦)もうなんなの、この安心感♡
「…どした?…元気ないじゃん…」
肩口に顎を載せながら喋ったら
ちょっと甘めの声になった。
「……翔ちゃんに、謝らなきゃなんないことあって」
「…え……なに…?」
そんなに落ち込まなきゃなんないようなこと?
それでさっきから…元気ないのか?
なんだよ…ドキドキすんな(・・;)
でも、ま……
今の俺は相当満たされてるから。
大概のことは許せると思う(*^^)v
「なんだよぉニノ……何やらかしたww?」
そうい言う俺のことを抱きしめながら
ニノがチビチビと脚を動かし始める。
抱き合ったまま二人の体の向きが変わって…
「…見てみて…?」
ニノに促されて
真後ろにきた鏡を
恐る恐る…振り返ったら。