第7章 悶々ガーネット【N×S】
【翔】
キョーレツすぎるものだけ
やたらと振りまいて……
二人は仲良く帰っていった。
つか……俺の心臓(。ー`ωー)……
この部屋に来た時から
ずっといつもの倍速で動いてる。
目の前に映ってるものとか
耳に入ってくる言葉とか
どれも相当な刺激物ばかりで
いつもの余裕みたいなものは
一切もてなかった(*゚◇゚)…
それに……
それに…
潤…の……セリフ(◎-◎;)……
彼のヴィジュアルよりも
オレ様的な言葉や態度よりも
もっとずっと
俺を驚かせた……セリフ(◎-◎;)……
『そういうのってさ~、見た目じゃないよね~?
こんなベビーフェイスだけど、ニノは上…
智と同じだね~♡』
って……
…ぇぇええっΣ(//□//)!?
待ってナニそれ……
ニノは上…っ?
智と……同じぃっ(*゚◇゚)?
どういう…こと?
どーゆーことぉっ…Σ(⊙ω⊙)!?
智くんが……潤を……だっ、抱いてるのか?
あんなに俺の下で
可愛く乱れて啼いてた智くんが…っ?
好きになった潤が受けで
仕方なくそういうポジションに…?
それとも……
それ、とも………
「…ちゃん?…お~い(^-^;翔ちゃ~ん…」
見つめてはいたけど
ちゃんとは見てなかったニノの顔。
苦笑いしながら
その瞳が大きく揺れている。
「だいじょぶ~?ちょっと…衝撃大きかったか…」
なんとなくボンヤリしちゃう俺のこと
心配そうに覗き込んで
その指が優しく
俺の前髪をサワサワしていく。
「智くんが……上、だって……」
「…うん…」
「ニノ、知ってたの?」
「俺も…この間の打ち上げで聞いたばっかだけど…」
「…そっか…」
ビールから切り替えてた
目の前のハイボールの飲みかけを
思わず引っ掴んで一気に呷った。
「俺らも…帰ろか…?」
ますます心配そうに
ニノが背中をさすってくれる。
「もうちょ、と…飲みたい」
「ん~…いいけどぉ…明日も学校よ?まだ月曜よ?」