第7章 悶々ガーネット【N×S】
………マジかっ//////(・_・;)
大野さんの隣に座って
俺たちを迎えてくれたその人に、
俺と翔ちゃんは同時に息を飲んだ
この人が………|д゚)
大野さんの潤さんは、
想像を遥かに超えて来た。
そのあまりのイケメンぶりに
固まって、呼吸さえ忘れてるかのような翔ちゃんを奥に押し込み席に座った。
大野さんは、潤さんを美大の4年生だと紹介した。
よ、4年生?
ってことは俺の一個下だ…
「櫻井さん、会えてうれしいです!」
潤さんは、真っ直ぐにきらっきらな目で
翔ちゃんを見た。
「……あ、俺、いや…」
ヤバい、翔ちゃんが飲まれてる!
「あの、潤さん、4年生ってことは、就職は?」
助け舟を出した俺に、彼の大きな目がシフトした。
……す、吸い込まれそうだ…
「ニノ…だよね?智から聞いてる。
ホントに、想像以上のベビーフェイス♪
俺のことはさ、潤、でイイから…」
「あ、ああ、うん…」
何だよ"(-""-)"
最初っからため口の上に、
ベビーフェイスって…
少し気にしてんだぞ!これでも…
「大野さん、俺のこと、なんて話してたんですか?」
「え~、なんてって、そのままだよ~?
翔ちゃんに新しい恋人が出来て、
それがめちゃくちゃか可愛い後輩なんだよ!って」
「でも、智の方が、ずっと可愛いよ♡」
「んふふふ、何言ってんだよ~(^^)」
潤は、大野さんの肩を抱いて耳打ちした。
でもしっかり俺たちにも聞てるけどね!
……(。-`ω-)
なに??なんだよ??
後輩のくせに、最初っから上からな感じ。
俺が会社の人事部なら、速攻不採用出すわ!
「に、ニノ~、何飲む?」
すっかり二人の雰囲気に
気圧され気味の翔ちゃんだけど、
こういう場での立ち回りには定評があるし。
ちゃんと、メニュー表を俺に広げた。
「翔ちゃん、生でしょ?俺も同じでイイよ♡」
「お、おう…」