第7章 悶々ガーネット【N×S】
頭の中で
Σ( ̄ロ ̄//)ガーンガーンガーンガーン
が鳴り響く。
「あれ?…ここ?」
ニノの声にノロノロと顔を上げると
いつの間にか電車を降りて
無意識に向かっていたらしく…
待ち合わせしてる店の前に立っていた。
この中に智くんと潤さんがいる。
だ、だけど…っ
今の話をした後で
智くんと会って話すなんて…(>_< )
つか、そもそも…
今日はなんで俺たちが二人に会うことになった?
あぁ~…もう帰りたくなっちゃったよ…
そんな情けないことを考えながら
店のドアに手をかけられないでいたら
「翔ちゃん…」
ニノの優しい声がして
腰をキュッと軽く抱き寄せられた。
「いいじゃん、今更もう…昔のことはさ?
今は俺と付き合ってんでしょ~?」
ニカッと笑って
俺を包み込むような力強い瞳を向けてくる。
「…ニノ…」
なん、か…
やば…ニノ、男っぽいじゃん(〃ノωノ)
「あの人たちの招待を
堂々と恋人として受けてやろーじゃん?」
あぁぁっ…ニノっ…
ま、眩しい…(//∇//)♡♡
ポーーっとしてる俺の手を握って
ニノは躊躇なく店に入ると
店員さんに教えられた奥の個室までズンズン歩き
そのままの勢いで和風の障子のような引き戸を
スパーン!と開けて…
「あっ、ちょ…ニノっ…」
「おっ待たせしましたぁっ(≧∇≦)/」
俺の肩をグッと抱き寄せて叫んだんだ。
ヒュ~(*^3^*)~♪
口笛で答える潤さんと思しき人…
おぁっ…
すっげぇイケメンだ…
一瞬、俺が見とれてたら
「んふふ~待ってたよ♪ほら、座って座って」
「はいはい~お邪魔しますね~( ̄∇ ̄*)」
智くんの言葉を受けて
ニノが奥の席へ俺のことを押し込み
自分もその隣りにズシッと座った。
「潤……翔くんとぉ…ニノだよ(*^^*)♪」
「…ども。…潤です…」
すげぇ目ヂカラのまま
ペコリと小さく会釈する。
なんつーか…尖ってる?…俺様?
ホントに智くんの彼氏なのかなぁ…
「潤はまだ学生なんだ」
「「えっ?」」
「美大の4回生♪」
「「えぇぇっ?」」