第7章 悶々ガーネット【N×S】
【翔】
お見舞いに来てくれた智くんと
入れ替わるようにして
息を切らしたニノが戻ってきた。
なんだか知らないけど
珍しく慌てた感じでさ…
…どしたんだろ?
そんなに俺のこと…
心配してくれてんのかな…(〃▽〃)
「あれっ…大野さんはっ?」
キョロキョロと
部屋の中を見回している。
「ん?…ついさっき帰ったけど…」
「あ…そぉなんだ………翔ちゃん、だいじょぶ?」
「うん…少しほっぺたが腫れてきたけど…
もう大丈夫(*^^*)ごめんな?心配かけて…」
「いや、そうじゃなくて…」
そうじゃなくて…(・・?…って……
他に…どんな心配が?
「…大野さん……なんだって?」
ニノのその言葉に
俺は少なからず動揺した。
だって智くん…鋭すぎるんだもん…
『翔…だいじょぶか?』
『うん…ちょっと考え事してて(^^;カッコ悪…』
『どうせニノのことでも考えてたんだろ♪』
『えぇっ(*゚◇゚)?…う…うん……まぁ、そう……』
『なんだよ…上手くいってないのか?』
『いや…そんなことはない(//∇//)いちお…ラブラブ』
『じゃ、あれだな…セックスさせてもらえないんだw』
『(*゚∀゚*)えええぇぇっ?…な、なんでわか…』
『そりゃお前…この間の流れからしてそーだろうよ』
『どの流れっ?…ど、どんな流れっ(◎-◎;)?』
『うーーーんww…………ま、考えろ♪』
『ええぇぇ……そんなぁ(>_< )……』
『ホントはニノだって…さ……』
『…え?…なに?』
『なんでもね♪ここ腫れてきたぞぉ?お大事に、な』
そう言って…
懐かしい細い指が
俺の頬をするりと撫でていった。
「このほっぺも…武器にしろよ?( ̄∇ ̄*)ガンバレ」
智くん………
相変わらず…
宇宙っぽくて意味わからないよ……
なーんていうやりとりがあったことなんて
…言えるわけない(*゚∀゚*)