第6章 青春のシトリン【N×S】
「ご、ごめっ…だって……
あんまり可愛いから…//∇//)」
もう一度
腕にチカラを込めて抱き寄せる。
「…んふぅ…ん…っ…」
吸い上げる舌を味わいながら
漏れてくるニノの吐息にゾクゾクが止まらなくて…
「…はふ…ん……ニノ…かわい…」
もっともっと
キスにのめり込もうとしたら。
「だぁっ(>ω<〃)!もうっ…ダメだって!」
「むぐぐっ…」
口に手のひらを当てられて
グイッと押し返された。
それでも放したくなくて
「なんでよ~…この幸せを
もっと唇で分かち合おうよぉ~ヽ(*^^*)ノ」
更にもう一度
抱きしめようとしたら。
ちょっと意地悪な笑い方をして
「翔ちゃん、マジで鈍すぎたから。
罰として…そんなに簡単には色々あげません♪」
「…へ?鈍すぎって…なんのこと?」
身に覚えのないことを言われて
驚いたり…戸惑ったり……
「ねぇ…なんのこと?…どーゆうこと?」
「だからっ…それだってば!」
「それって何っ?…言ってくんなきゃわかんないよぉ」
「あぁぁぁ、もぅ……だからぁ…っ…」
「仕方ないよ、ニノ……それが翔だから(〃▽〃)」
唐突に誰かの声がして
二人ともビビりまくって
離れてた身体をギュッと抱きしめ合って
声のするほうを見たら。
俺たちが入ってきた方とは逆の
更に奥側の壁の影から
智くんが……
ニョキっと笑顔を覗かせた。
「「わぁぁぁっ(≧Д≦)」」
いつからそこにいたんだよっ(>ω<〃)!
どの辺から聞いてたんだよっ(>ω<〃)!
「立ち聞きなんてっ…最低じゃないですかっ!」
ニノも真っ赤になって怒ってて。
「いや~(*゚∀゚*)ごめんごめん…
なんかいきなり盛り上がるから
出ていくタイミング逃しちゃってさ~ww」
ニコニコ(ニヤニヤ?)しながら
俺らの横をすり抜けていく智くん…
「翔…よかったな(*^^*)♪」
俺の頭をポンポンして
広いとこに出ていってから振り向き
「あ…あとね…7限の終わりのチャイム
鳴ったからな?担任は行かなきゃじゃね?」
手をヒラヒラさせて去っていった。