第1章 魅惑のルビー【S×O】
【SHO】
……しげとのロケは、正直あり得ないって思った。
全くさ。
この人一人で何やってんだか分かったもんじゃない。
隙があるんだよね~…(。-`ω-)
昔っからそう。
隙だらけの穴だらけだから、
色んな奴に言い寄られるんだ。
まあその分、のらりくらりと交わすのも上手いんだけどね~?
そんなのを見せられる俺に気にもなってくれよ///
酒でも入れば、直ぐにお持ち帰りされかねない…
ましてや、アルコールはいると、
色気も3割増しになるし…(-.-)
……決まりだな。今夜はお仕置きだ。
許して、って言っても、ぜって~、許してやんないんだからな~…覚悟しろよ…(-_-メ)
楽屋で帰り支度をしている俺たち。
荷物なんか大したもんないくせに。
いつもならさっさと片付けて、
「翔ちゃん、帰ろ❤」
って来るくせに…
今日は、もたもた、携帯をポケットに入れたり
出したりしている。
すると、ニノがコソッと俺にグレーの袋を手渡した。
??って顔すると、
「ラストレシピの撮影で貰ったやつ…
これ、今夜は使えるかもと思って…どうぞ」
と笑った。
何??これ??という顔してみせると、
「使い方は自由だよ♪」
と、ウインクした。
「あ、何だかく分かんないけど…ありがと…」
「きっと大野さん、喜ぶよ❤」
耳元に口を寄せて、そう耳打ちして来たニノ。
……何だろ?ずいぶんと軽いけど…
俺はその袋を鞄に入れた。
まあね。
智くんも仕事だからさ?
仕方ないよ~?
面白ければ何したって…的なとこあるし。
俺もまあ、番組盛り上げるために、
いろいろしてきたけどさ…
健くんと、チューしたり、
タッキーとチューしたり、
↑チューばっかじゃん!!
その度に、智くん、膨れてからの
半べそだったけどさ…