第6章 青春のシトリン【N×S】
「なぁ…さっきの俺のパンツ…
早いとこ洗って乾かしてくれよぉ~(〃▽〃)
さすがに明日の練習これでやんのは無理だわww」
最後に尻をちょっと突き出して
ふざけ気味にクイクイっと振ってから
俺はスウェットを引き上げた。
「あれっ?…ニノ、どーした~?」
振り向くと。
たたみかけの洗濯物を膝に乗せたまま
プシュ~……っていう音がしそうな
ふやけた顔したニノが魂を飛ばしていて
俺が声をかけると
突然慌てたように続きをたたみ始めた。
「べ、別に…っ?」
別にって…お前…
そーんな真っ赤な顔しちゃってさ…?
まさか…
俺の桃尻に…照れた……とか?
(;^_^A………え。
で、でもっ……合宿所とかでも
フツーに一緒に風呂に入ってたよな…?
……………(*゚∀゚*)
え……?
さっきの話の流れからすると
ニノ…お前……
………ゲイなのか?
わーーーっ(>ω<〃)!
すまなかったすまなかった!
そんな刺激して揶揄うようなことして
何やってんだよ、俺っ(>_< )バカタレ!
知らなかったとはいえ…
もう、ホントにすまなかった!
んで…
この空気の中で
どう動くのが正解なのか
どうすれば一番
ニノを傷つけずに済むのか…
頭の中をグルグル回転させて
不自然じゃない時間内に急いで出した答えは…
「な、なんか…飲み物もらっていい?」
キッチンへの避難だった( ̄∇ ̄*)。
だってさ~…
なんて言えばいい?
つか…
そこ、触れていいとこなの?
今も…はぐらかされたし
さっきの食事中の話題だって
途中でブチ切られちゃったしさ…
そういう話…
したくないのかもしんないな~…
冷蔵庫を開けて
ビールを一缶いただく。
お、俺だって…いちおう…
男と付き合ったことあるんだし
ニノもそれは知ってるんだから
話してくれたら
フツーに受けとめるんだけどなぁ…
こんなに慕ってくれてて
男の経験ありの俺にも
隠しておきたい部分なんだろーか…(´•ω•`)