第6章 青春のシトリン【N×S】
「な~んもないけどぉ( ̄∇ ̄*)?」
着替えもせずに
俺の慌て具合を楽しんでる感じの二人…
なんかこういうの…
前もあったな…なんだっけ~?
あぁ…そーだ(。ー`ωー)昨日の智くんだ……
『べっつに~( ^3^)?』
って言いながら
めっちゃヤラシイ感じの笑みを向けてたなぁ…
…おかしい(。ー`ωー)。
この二人は
智くんと接点はないはずだけど…
ナニ関連の話題の時に
似たようなこんな顔( ̄∇ ̄*)してたかな~……
なんてことを考えてたら
ソッコーで着替え終わったから。
「じゃ、お疲れした!お先です(*^^*ゞ」
引き続きニヤついている二人はほっといて
生姜焼きを作ってる
ニノの姿を思い浮かべながら
勢いよく更衣室を飛び出した。
跳ねそうになる心を抑えて
駅までの道を急ぎ足で歩き
駅を越えて向こう側に出てからの道のりも
とてももどかしく感じながら
俺はまるで…
温かい我が家に帰る
旦那さんのような足取りで
ニノの茶色いマンションを目指した。
俺が旦那さんなら…
生姜焼き定食を作って
待っててくれるニノは…
さながら……奥さん…//∇//)?
だぁぁーーっ(〃ノωノ)もう!
やめろっつーの(≧∇≦*)!
↑自分で言って自分で突っ込むの図ww
照れるわっ(≧∇≦*)照れまくるわっ!
↑歩きながら一人悶絶の図ww
マンションの少し手前から
全速力で走り出した俺…
2階の角部屋まで一気に駆け上がって
ゼーコラ肩を上下させながら
急にふと冷静になった俺は
コホン…と咳払いをして(^^;……
震える指でピンポンを押した。
『はーい』
インターホン越しに聞こえるニノの声が
もはや奥さんのそれにしか聞こえなくて…
収まった動悸をもう一度連れてきて(〃▽〃)…
「お、俺…っ…」
ちょっと掠れちゃった声が少し恥ずかしくて
ニノが出てくる前に
もう一度小さく咳払いをした。