第6章 青春のシトリン【N×S】
「お前さ~…女子テニス部の顧問、やらね?」
そう言ったら。
さっきは俺のこと
なんだか邪険に扱ってたニノが
え?というような視線を寄こす。
「…顧問?」
ちょっと不安そうな瞳が
ふるふる揺れちゃって…
カーーッ(≧∇≦*)フレッシャーズ!
スーパー可愛いじゃん♡♡
「顧問つったってさ?
そんなに大層なもんじゃないから!」
「ど、どんなこと…するの?」
「んん~……そだな……
まぁ実務的なこととしては大会のエントリーとか
加盟してる団体の会議への出席とか
そういう外渉的なことが主かな…大したことねーよ…」
「そういうのは俺みたいな新任じゃなくて
もっと偉い先生がやるんじゃなくて?」
…なくて?…ってお前( *^艸^)…
そんな仔犬みたいなキョトンとした顔ww
「逆だな~それ。そういうメンドイことは
偉い先生はやらない感じ(^^;?
実務の少ない文化部の顧問をやってらっしゃるw」
「うぅ…担えないでしょ、新任でそんな重責(・・;)」
「あ、ごめんニノ…俺が説得しますんで…って言って
もう受けちゃったも同然なんだよ~(≧∇≦)b」
「えぇぇっΣ(⊙ω⊙)!?…嘘でしょっ!?」
「だいじょぶだって!お前ならできるよ!」
「そんなテキトーなこと言って~…
もう翔ちゃん、酷すぎるよ~…(>_< )」
「えぇ~?お前の腕前なら楽勝だぜ~?
コーチは別にちゃんといるからさ~…
お前は軽~くカッコイイとこ見せて
JK達の熱~い信頼と視線を得てだな~…
毎日毎日揺れるスコートとナマ脚見ながら
『カズくん素敵~♡』なーんて言われて…
ノーマルのお前にはパラパラパラダイ……」
ドン!と大きめな音をさせて
ニノがマグカップをテーブルに置いた。
その手がプルプルと
小刻みに震えてて…
げ…(◎-◎;)なに、ニノ……
もしかして…なんか怒ってる…?