第6章 青春のシトリン【N×S】
べ、別にっ…
ニノと繋がりたいとか
そういうことじゃないからなっ?
↑誰に言ってるよ( ̄∇ ̄*)ww
そんな……
やめろよぉ…(〃ノωノ)♡
↑だから誰に言ってるのよ( ̄∇ ̄*)ww
ニノは大学の可愛い後輩ですっ!
俺のこと(たぶん)慕ってくれてて
さりげなくて料理上手で
照れた顔がたまんなく可愛い
バリノーマルでピチピチの
フレッシャーズですっ(≧∇≦*)!
「翔ちゃん…」
だから…
だから女子力が高いとか
居心地いい空間作ってくれるとか
「…翔ちゃん…?」
安心感くれるとか
ホントに毎日来ちゃいたいとか
「翔ちゃんてば…っ」
肌がぷにぷにしてるとか
艶やかな下唇の感触はどんなかなとか
「……………」
…思っちゃ…いけないんだ……
んんっ?…あれ?
俺、いま…何を考えて…た…(・・?
「翔ちゃぁぁぁんっっ!!」
「ひゃぃぃぃっっ(>_< )!」
唐突にデカめの声で呼ばれて
座ってたソファーから飛び上がった。
「ななな何だよっ…」
「コーヒー……冷めるよ?」
へ?と思って見ると
さっきハンバーグを食べたテーブルで
ニノが静かに
マグカップを持ち上げるとこだった。
「お、おぅ……ありがと」
はぁ~……ビックリした(>ω<〃)…
ビックリしすぎて
なんか素敵なこと考えてたのに
ぜんぶブッ飛んじゃったわ…(^^;
テーブルに着くと
コーヒーのすげぇいい香り♪
「あ、これも…うめぇ♡」
何を喋るでもないのに
気持ちもホッコリしてくるから不思議だ。
昔よく一緒に
ファミレスで飲んでた時とは
もう…違うんだなぁ……
コーヒーも…
俺たち、自身も…
あれから2年か…
あの時とは違うステージに立って
また一緒に…歩いていこうとしてんだな、俺たち…
湯気の向こうで揺れてるニノの笑顔は
あの頃と変わらないけどな(〃▽〃)
そんなワンコみたいな
愛くるしい表情のニノを見つめつつ…
「あ……そだ、ニノ……」