第6章 青春のシトリン【N×S】
【翔】
「ふや~~っ(≧∇≦*)美味かった!」
最後にとっておいたハンバーグの塊を
目をつぶってカミカミして味わって…
ゴクリと飲み込んでから
俺は大満足で箸を置きながら叫んでいた。
「ニノ、ごちそーさんでした!
美味かったよ~マジで金とれる(^^♪」
パンパンに膨れた腹をさすると
ニノは可愛らしくクスッと笑った。
「やめてよ~小っ恥ずかしいから…」
「いやいやマジだって!ホントに通うからな~♪」
「…う、うん…//∇//)」
今度は照れくさそうに赤くなっちゃって…
慌てたようにそそくさと
空になった食器を持って立ち上がる。
なんなんだよ~(≧∇≦*)可愛いヤツ!
だけど…
俺が食器を持って
キッチンに入っていくと
「コーヒー淹れながら洗っちゃうから
翔ちゃんはあっちに行ってて!」
手荒に食器を奪いとられ
シッシと追い払われてしまった。
なんだよ~…(・・?
可愛らしく笑ったり
赤くなって照れたり
急にプリプリしたり
忙しいヤツだなぁ…
なんか…
恋する女子みてーじゃん…
いやいや
女子よりずっと…
ずっと………なんだ?
ポイント高い?
料理が上手い?
可愛らしい~?
んん~…(・・;)なんか、違う…
女子みたいにめんどくさくないんだよ…
私を見て?
私を好きになって?
私があなたを支えてあげる!
…みたいな
まとわりつく感がない。
でも気がつくとフワリとそばにいて
心地いい空間ができている…
そう、それだ!
心地いい(≧∇≦*)!
ニノといると
心地いいんだよな~…不思議と。
なんなんだろーな…
この感じは。
智くんといる時とも違う
なんとも言えない……安心感?
そんなにグイグイくる感じはないのに
なんか色々任せてしまってヘーキ…
みたいな安心感をくれるんだ…
昔から、コイツは(*^^)。
智くんといた時は
俺、繋がってるかな~?この人と…
心も身体も…さ………?
な~んて感じたことは
一度や二度じゃなかった…(;一_一)
不安だけしかなかったわけでも
ないんだけどね……