第6章 青春のシトリン【N×S】
そんな俺の言葉に
隠そうとするでもなく
ニノは小さなため息を吐いた。
「別に…そんなこと…( ´・・)」
「じゃ、なんかビビること言われたとか…?」
「…なっ(◎-◎;)ないから…っ…」
「それならなんで…」
「翔ちゃんはっ…(>_< )」
俺の言葉を遮るように
ニノが苦しそうに言葉を吐き出す。
「俺と大野さんにっ…仲良くして欲しいわけ…っ?」
えぇっ?…そ、そりゃ……
「まぁ(;^_^A…同僚になるわけだし…?」
なんで…そんな質問……
なんとなく
二人とも言葉が続かなくて…
沈黙が…重苦しいよ~(>_< )。
この空気に耐えられず
「ここ…あとちょっとだから…やっちゃうな?」
俺がなんとかそう言ったら
ニノはコクンと素直に頷いて
「それが終わったら……」
ニコッと笑ってくれた。
「まだ夕飯には少し早いから
駅前のスーパー銭湯に行こ♪
そんでそのあと…夕飯奢っちゃうから(*^^)v」
よかった…
いつものニノっぽい
俺の…思い過ごしかな?
智くんとのことは…
もしニノのほうが
智くんはとっつきにくいと思ってたとしても
智くんはニノのこと
可愛がろうとしているように見えるから…
たぶん…だいじょぶ、だよな?
これから少しずつ打ち解け合えると信じて。
智くんは…なんていうか…
掴みどころのない自由人だから
慣れるまでに
時間はかかると思うんだよ…(^^;
特にニノみたいなタイプの人間には。
それに…
ニノは社会人としての新たな生活を
スタートさせようとしてるんだ…
それなりの緊張もあるだろうし
それ込み込みで
大きく考えてやらなきゃな…
↑おぉっ( ̄∇ ̄*)俺、先輩じゃ~ん♪
「おしっ(≧∇≦)じゃあやっちまおう!」
俺もニコッと笑い返して
残りの洋服を次々と
クリアボックスの中に詰めていった。