第6章 青春のシトリン【N×S】
「ねぇ…智くんも行かない?
ニノの部屋の片づけ手伝い…」
唐突に誘ってみた(*^^)v
「えぇっ?そんなっ…いいですってば!」
「…うーーん…」
大慌てのニノと
即答せずに考え込む智くん…
「なんで俺が…」とかいう顔しちゃって。
わかってんだからな~…
面倒くさがってんの( ̄∇ ̄*)。
でも今日の素行不良を
償ってもらうよ~( *^艸^)
これから一緒に仕事していく上でも
こんなにだらしない智くんだけじゃなくて
デキる智くんのこともニノには知ってて欲しいし
よし…あともうちょい、押し……
「…ん、いいよ」
「…へ?」
「えぇっ」
予想外の智くんのサックリしたOKに
今度は俺とニノが同時に驚きの声を上げる。
「なんでそんなに驚くんだよ…(^^;
翔が誘ってきたんだろーがww」
クスクス笑いながら
智くんはテーブルの端っこに置いてあった
マグカップを引き寄せて
たぶん冷め冷めになってるブラックコーヒーを
キューって飲み干した。
「行くよ、手伝い(^^)…いつ?」
智くんは…
俺とニノの顔を交互に見ながら
クスって…
意味ありげに笑った。
な、なんなんだよ…もう……(・・;)