第6章 青春のシトリン【N×S】
「ちょっと~…智くんさぁ…
俺の可愛い後輩のフレッシャーズとしての
記念すべき初日にさぁ…やめてよね~?
堕落した『こんなんもありよ』的な
恥ずべき行為を晒すのは…(。ー`ωー)」
「んん~( ´・・)?なんかマズかったか~?」
智くんは「はぅ~ん…」とか言いながら
両手を天に突き上げて…大あくび。
涙目をふるふるさせながら
ほにゃ…と笑ってこっちを見てる。
あ~あ、もう……
せっかくイイ男なのに
いろいろと残念なんだよなー…(^^;この人。
全く知らない仲じゃないだろうに
ニノがカクカクした動きになってるから
ちょいと笑わせてやろうと思って
智くんを突っついたのに。
ニノはほんの少し口元を緩めただけで
あまり食いついてこなかった。
なんだよ…緊張してんのか~(^^;?
リラックスしてほしくて
智くんのとこ連れてきたのに
なーんか逆に
構えさせちゃったのかよ、俺…( ̄∇ ̄*)
「そ、そうだ…ニノ、さっきの話!
あれ…ホントに行ってやるよ~♪」
「え……何ですか?」
「引越しの片づけ♪全部終わってないんだろぉ?」
「あ、いや…マジでいいです…翔ちゃん来ると…」
「なんだよ~遠慮すんなって!
この間の埋め合わせにもなるしさ~♪
なんか美味い差し入れも持ってくから(*^^)v」
ここはなんとか
ニノに気持ちをアゲてもらわないと!
高校教師…
大変だけど
やりがいを感じられるようになったら
絶対に楽しいから(≧∇≦)/
可愛い後輩のためなら
これからだって一肌も二肌も脱ぐし
いちおう…
更に一年先輩の智くんと一緒に
フレッシャーズ・ニノを
盛り上げていきたいと……
あ、そだ…( *^艸^)