第5章 復活アメジスト【S×M】
【櫻井】
んんっ??
あいつ等、潤に張り付いて、
いったい何を…?
あああああっ/////!Σ( ̄□ ̄;)
潤の身ぐるみ剥がすんじゃないかっていう大宮の企みが見えた俺は、
急いで潤の腕を引いて俺の隣…
いや、少し後ろに隠し気味に、大宮から取り返した。
意味の解らないという顔の天使は小首を傾げて、
「どうしたの?翔くん…」
とキョトン顔…
ちょっ…か、可愛い過ぎじゃん…♡♡
↑デレデレだな~、ったく(-_-;)
「なんで~?何か見られたくないものでもあるの?」
ニノはニヤニヤしながら俺を見てる。
えっと……
昨日潤としっかりシュミレーションしたよな?
何だっけ??
こういうハプニングにはめっきり弱い俺は
頭の中で状況を整理するのに時間が…
すると俺の後ろから出て来た潤が、
「大野さん、部屋貸してくれてありがとね!
海鮮鍋も激ウマだった!朝おじやにして食べたよ♡」
んっ??
「そっか~、よかった♪夜は食べなかったんだね」
「うん…夜は、お鍋の前に嬉しくなっちゃって
感激で、抱き合って眠ったから、食べれなくて…
あ、抱き合って眠っただけだよ?
それだけで、もう大満足だったから!!」
あれっ??
「あ、そうそう。シーツは洗って乾燥機にかけたから~♪そのまままた使えるよ!
全然汚れなかったけど、一応マナーだから、洗濯したんだ!ほんとに、全然綺麗だったけどね~?」
………( ̄~ ̄;)
「じゃあ、俺が枕元に用意したラブグッズは役に立ったの?」
相葉くんの誘導作戦に潤は、
「あれは、折角だからお土産にもらったんだ!
10年以上使ってないからさ~♪
見ただけで、何かドキドキしちゃって…」
……10年以上前に、所謂『ソウイウコト』があったってこと、さり気無くブッ込みましたよね~?
屈託なく、完璧にシナリオどおりにやり切ったという満足気な潤に、
3人は顔を見合わせて頷き合っている。