第5章 復活アメジスト【S×M】
「ねえ、翔くん」
すっかり恋人たちの甘い空気が
部屋の中に満ちている。
俺の肩に凭れる潤の髪をすきながら、
幸せを噛み締める俺……
「ん?」
「ニノたちにさ、言う?」
……あ、そうだった…(-.-)
一応この設定をお膳立てしてくれたの、
あの3人だった…
どうしよう〜///
「潤は?どうしたいの?」
「うん……改めて、報告みたいにするのは、やっぱ、恥ずかしいかなぁ(*´-`)」
「だよな〜…」
そうだよな〜
俺たちエッチしました!
っていうのは、どうかと思うし……
でも、相葉くんとか、突っ込んできそうだし…
「じゃあ、まあ、お互いの気持ちは確認したけど、酒飲んで昔話に花を咲かせてたら、いつの間にか寝ちゃった!っていうことにするか〜?」
「あ〜、酔いつぶれちゃって、エッチはしてないってことにするんだ!」
「どうかなぁ?」
そうだ!
それがいい♪
あいつらの協力には感謝してるけど、
夜の事情までは話す必要もない……
そうだろう〜?
「みんなに会ったら、お礼は言いたい…」
「うん、それはそうだよね」
「でも、そこまではいってない!って、そうしよ! 」
あいつらの事だから、
勘ぐってくるかもしれないし、
疑うだろうけど……
それで通す!
大人の余裕見せる!
盛って立ち捲ったしょうが、
中坊並みだったなんて、
自慢にもならないしな〜(≧▽≦)
「勿体ないから、教えない!」
「ふふふ、何だよそれ…(^-^)」
「今夜のことは、俺たち二人の大事な秘密?…だよね♪」
「うん…」
俺を見つめる潤のキラキラな瞳に、
吸い寄せられるように唇を重ねた。
幸せすぎて……
なんか俺、
泣きそうだ……