第5章 復活アメジスト【S×M】
【櫻井】
潤の白い身体がゆっくり弛緩する。
あ……やり過ぎた……
でも……
滾る心と身体を理性で押さえることなんか、
到底出来やしなかった。
目の前で……
俺の上でしなやかに踊る様に
溢れ出る欲情を止めることは
俺には出来ない///
俺じゃなくても、そんなこと…
「…ん…しょうくん…」
「潤?潤…」
起きたと思った潤は、再び天使の顔で眠ってる。
ちくしょー///可愛すぎる…(≧▽≦)
あ………←今度は何だ!?
潤の天使っぷりに、俺のが…
にしても、おまえ、中坊かよ?
性懲りも無く『もう一回いきますか?アニキ』
とばかりに反応するヤツに、
持ち主ながら開いた口が塞がらない…
ったく、誰に似たんだよ~?
↑お前だよ!お前!!
「ばかっ……あんっ♡」
↑尖端を指では弾いて、感じてしまった図
そんなことよりも、潤を綺麗にしなきゃ!
一番いいのは、掻き出してから、
シャワーで流すことなんだけど…
風呂場まで運べるかな~?
………やっぱ、タオルにしよ!
俺は急いで熱いお湯でタオルを絞り
潤のところまで戻ってきた。
「…よし!!何とか綺麗になったかな?」
指を突っ込んだら、寝てるくせに
甘い声で喘ぐから、
『こいつ、俺を揶揄ってるのかな?』
って思ったけど、そうじゃなくて…
潤はすやすやと寝息を立てている。
べとべとだった身体中綺麗に拭いて、
俺はシャワーをしに行った。
風呂上がりに、冷蔵庫からハイボールを出して
一気に喉に流し込んだ。
「ふぅ~…旨っ」
なんだか夢のような時間だった。
潤と二人、あいつ等に騙されたんだって分かった時、
正直、どうしようか、まだ戸惑っていた。
潤の気持ちは、何となく気付いてたし、
自分も……
だけど、そんな気持ちのまま、
走り出してしまっていいのかな?
また10年前を繰り返してしまうんじゃないかな?
そんな思いがぐるぐるしていて……