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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第1章 魅惑のルビー【S×O】


【SHO】

ベッドに俯せ、クゥクゥ寝息を立てて、
あどけない顔で眠る智くん…

結局、その後二回戦ガッツリやって、
智くんは最後意識を飛ばした。


後ろを綺麗にしてやっても、
身体をタオルで拭いてやっても、

智くんは全然起きる気配がなくて…

今もこうして、天使のような顔でご就寝中だ。

さっきまで、俺の下で、上で、
貪欲に求めていた娼婦のような彼と、
同一人物とは、到底思えない……

「…智くん…ごめんね…」
「ん~…」

少し長めの髪に指を入れ、鋤くように後ろにゆっくり撫でると、
彼は無意識なのに、猫のように自分から手にすり寄って来て、幸せそうに笑った。

…ホントに…
こんな可愛いおじさん、他にいないよ~♪


ひとりでシャワーをしてきた俺は、
まだ少しだけ湿った髪のまま、
智くんの横に寝そべった。

明日は午後から仕事の俺と、
一日休みの智くん…

この間、電話で釣りの相談してたから、
明日は釣りに行くんだろうな…

前はよく、『翔くんも行こうよ』
って誘ってくれてたけど、
予定が合わなくてなかなか一緒に行けない。

そのうちに誘ってもくれなくなった。

まあね~、釣りを凄くしたいかと言えば、
正直NOだ。

だけど、智くんと二人で…
出来れば他の人はいない方が良くて(^^;

智くんの運転する船で海に出るのは憧れもある。

ゆったりと、時間なんか気にしないで、
並んで釣り糸を垂れ、魚肉ソーセージ食べる…

隣にはキラキラした水面より、
眩しい智くんの笑顔…
↑だ~いぶ、美化してますよね~?


そんな妄想を描きながら、
いつの間にか俺も眠っていた…


激しく愛し合った後の、満ち足りた充足感で、
俺はあっという間に深い眠りの淵へと落ちて行った。


智くん…

おやすみ……


あしてるよ…❤



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