第5章 復活アメジスト【S×M】
ふわり…と視線が上がる。
「これは多分…」
湯気の向こうの
そのおっきな瞳を見つめながら
「みんなからのプレゼント、かな」
「プレゼント…?」
「このセッティング自体がね?」
「セッティング…」
「つまり…バレバレだったってこと」
「…バレバレ?」
もうっ…(^^;
なんなの、このオウム返しは!
鈍いにも程があるだろぉ( ̄∇ ̄*)ww
「俺たちを…二人きりにしてくれたの!」
「んぇっ?」
こぼれそうなドングリおめめが
また大きく見開かれて…
そして翔くんは……固まった。
か、可愛いんだけどっ( *^艸^)♡
吹き出しそうになるのを必死にこらえ
もう少しこの可愛い人を見守ることにして
俺はゆっくりグラスを傾けた。
「バ、バレバレ?…セッティング?…プレゼント?」
さっきの言葉をかき集めて
懸命に現状把握中(^-^)
どんどん顔が赤くなっていくのは
ひと口飲んだだけの
スパークリングのせいじゃないはず…
「…潤……それ、って……」
「…うん…」
キラキラした瞳が語るのは…
喜びだって…思いたいよ…
「俺たちに…くっつけって言ってんだよ…
過去のことも…わかってるっぽい(〃ノωノ)」
息をのむように俺を見つめてから
フッと気持ちを緩めるように…笑った。
「アイツら…過去も現在も…
未来までお見通し…ってことか」
ズキューンっ!と(◎-◎;)!!
すごい衝撃が胸に響いた。
「現在も?…未来まで…っ?」
「あっ、いやっ…」
「翔くんっ…それ、どういう意味っ?」
「ごめっ(>ω<〃)違うから…っ」
「えっ…違う、の?」
「いやっ…ち、違わな…あぁっ(>ω<〃)もぉっ…」
「翔くんっ!」
俺は迸る想いをなんとか押し止トドめながら
愛しい人の瞳を見つめて…その名を呼んだ。
「俺も、話したいんだ…翔くんとの…未来…」