• テキストサイズ

Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第5章 復活アメジスト【S×M】


【櫻井】

………何だ??あれ…(-_-;)

にのあい、潤に何を吹き込んだ?

頭ワシャワシャされ、ぐっちゃぐちゃにされて
黙ってるなんて…

あの松本潤がだよ!?

黙ってるというよりは、
呆然としている、という感じかな~?

あいつ等…どんな言葉で潤を…??


「気になっちゃう感じ~??」
「えっ?」

3人のやり取りを呆然と見ていた俺に、
一緒に見ていた智くんが…

なんならさ、
口は半開きで、瞳孔も開きかけてたじゃん!

それが今はどうよ~!!

目をかまぼこ型にして、やらしく笑っている。

「な、何だよ…(・_・;)」

「…んふふふっ…べっつに~( ◠‿◠ ) 」

智くんは意味ありげに笑ってから、
またスマホに視線を落とした。

俺に密着したまま…

スマホ見るだけならさ、
どっか行ってやれよ~///
ここじゃなくてもよくね??

そう思いながらも、智くんを邪険にすることも出来ず、俺は小さくため息をついて肩を落とした。
↑肩はいつも落ちてんじゃん!By:作者
↑うるへ~(・へ・)By:櫻井


コーヒーカップに口をつけ、
何気に顔を上げると、

やっぱり俺を見ていた潤と目が合った。


………潤……

少し唇を噛んで、困ったような顔をして…


そんな顔するとさ、
あの頃と重なるよ…

俺と約束してるのに、斗真とかにしつこく誘われて、困ってた潤…

『翔くんと先約あるから』
と、そう正直に言えない関係だったから。

潤はいつも困った顔して、
こっそに俺に視線を送っていたんだ。

そんな秘密めいたやり取りも、
何か楽しくて……

一番近くにいるのに、
みんなの前では近付くことが出来ない。


そんなもどかしい気持ちが、
より俺たちに火をつけていたのかもしれない…


潤………

おまえ、あの頃のこと
たまには思い出したりする?


俺はさ……

俺は………


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp