第5章 復活アメジスト【S×M】
ブンッと振り向くと
小悪魔的な微笑みをたたえてる…ニノで。
い、いつの間に背後に回ったっ?
そしたら
振り向いてる逆側のソファーが沈んで
見ると
ニッコニコの相葉くんがチョー至近距離で
むふー(≧∇≦*)♪って笑ってて。
「どわっ…」
驚いて
膝の上のパソコンがグラりと揺れて
慌ててハシッと押さえ込んだ。
「なっ、なんだよっ…」
迷惑そうな顔をして
追っ払おうとしたけど
「だからぁ…」
ニノの温かい手が
俺の両肩にミシッと置かれて
「気になるでしょ?…って言ってんの」
口が耳にくっつくんじゃないかって距離で
シュワシュワと囁いてくる。
「だぁっ(>ω<〃)もうっ!耳やめっ…耳っ!」
俺がワタワタと体を振ると
「ふふっ♪松潤、可愛い~( *^艸^)♡」
相葉くんが腕にスリスリしてくる。
「翔ちゃんの生誕祭は
ちゃんと隣りの席をとるんだよ?」
「そんで…めいっぱい全力で心の底から
激しく燃える魂を捧げるつもりで…
翔さんのことをお祝いしてあげて?」
「翔ちゃんが何を言ってもジタバタしても
キャン玉を隠しても…負けちゃダメだからね?
もうあの頃とは違う。みんな…強くなったんだから!」
「怯ヒルむなよ?ビビんなよ?押されんなよ?
たじろぐなよ?絶対に…引くなよっ?」
小さいんだけどチカラ入った口調で
言いたいことをダダダッと俺に浴びせて
二人は仲良くまた
むふー(≧∇≦*)♪って笑って
ご丁寧に
頭をバサバサっ
頬をムニムニっ
脇をウリウリっ
腿をビチビチっ
って失礼なほど弄り回して
古イニシエのゲッツのポーズで
静かに去っていった…
…(*゚◇゚)なん…なんだ…
頭ボサボサにされたまま
ぼんやりと視線を移したら
離れたテーブルのとこで
ポカン…と口を開けた翔くんと大野さんが
俺のことを…見てた……