第5章 復活アメジスト【S×M】
【松本】
年が明けてから
翔くんの態度がなんとなく…おかしい?
…って思い始めたけど。
集まってる時によーく観察してると
メンバー全員が…?
どことなく…おかしい感じで。
まず…にのあい、ね。
まぁ……いいんだよ?
恋人同士になったんだから。
イチャコラしても
軽いキスぐらいしても…
別に文句はないけどね…?
俺たちがくっつけたようなもんなんだし。
でも、さ…
相葉くんはイメージ通りにしても…
…ニノ(。ー`ωー)
こんなにあからさまに
ペタペタ引っつくようなキャラか…?
つか…初期の頃は
逆に嫌がってたよな?
相葉くんにハフハフされて…
それが今じゃ
大型犬にジャレつく仔犬のように
毎日毎日ぴとっとくっついてて
座ってる相葉くんの股の中
もしくは膝か腹の上にいる…(。ー`ωー)
まぁ……い、いいんだけどね?
俺はペタペタなにのあいから目を離して
ちょっと離れたテーブルのとこに
座ってる二人をチラ見した。
問題は…こっち。
…大野さん(。ー`ωー)
単体ではなく
『翔くんにくっついている大野さん』。
コーヒーをついで戻った翔くんに
体ごと押しつけるようにして密着…
この人…ホント…
最近やけに翔くんに張り付いている。
どーしちゃった?っていうレベル…
今だって、ほら…
二人でスマホ見ながら
頬がくっつきそうなほど顔を寄せ合ってて…
あぁっ、もう…っ…(>ω<〃)!
近い近い近い近いっ!
マジでそれっ、近いからっ…(>ω<〃)!
見てらんなくて
膝の上のパソコンに視線を戻した時
「気になる~( ̄∇ ̄*)?」
チョー耳元でコソッと囁かれて
全身がゾワゾワっと総毛立った。